スズキ、4─6月期の営業利益60.8%増 通期予想は据え置き

AI要約

スズキが2024年4─6月期の連結決算を発表し、営業利益が前年同期比60.8%増の1575億円だった。為替の円安効果や四輪車販売増加が寄与したが、不透明な経営環境により25年3月期の連結業績予想は据え置かれた。

4─6月期の営業利益は為替影響、国内四輪車販売増加などにより押し上げられた。会社の予想はアナリストの平均値を下回っている。

スズキは4─6月期から国際会計基準を適用している。

スズキ、4─6月期の営業利益60.8%増 通期予想は据え置き

[東京 6日 ロイター] - スズキが6日に発表した2024年4─6月期連結決算(国際会計基準)は、営業利益が前年同期比60.8%増の1575億円だった。為替の円安効果、日本や欧州での四輪車販売増加などが寄与した。一方、為替の動向など不透明な経営環境が続いているとして、25年3月期の連結業績予想は据え置いた。

4─6月期の営業利益に対し、為替影響で375億円、国内四輪車の販売増加や値上げなどの売り上げ構成改善で404億円、それぞれ押し上げた。

会社側の営業利益予想は4800億円で、IBESがまとめたアナリスト17人の事前予想の平均値5221億円を下回っている。

同社は4─6月期から国際会計基準を適用している。