成田空港、国際線旅客260万人超=6月実績

AI要約

成田国際空港会社の2024年6月の旅客数は前年比24%増の323万6011人で、国際線と国内線を合わせた総発着回数も18%増の1万9801回となった。

国際線旅客は日本人が32%増で半数近く回復した一方、外国人は39%増でコロナ前を超える勢いを見せており、国内線も増加傾向にある。

総旅客数は3年3カ月連続で前年を上回り、国際線旅客は3年4カ月ぶりの前年超えが続いている。

成田空港、国際線旅客260万人超=6月実績

 成田国際空港会社(NAA)の2024年6月運用状況速報値によると、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年同月比24%増の323万6011人で、7カ月連続で300万人を上回った。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)前の2019年同月と比較すると10%減で、3年3カ月連続で前年を上回り、9割前後の回復が続いている。総発着回数は18%増(19年同月比9%減)の1万9801回で、3年3カ月連続での前年超えとなった。

 旅客数は国際線が30%増(19年同月比13%減)の261万6315人で、4カ月連続で250万人を突破した。このうち日本人は32%増(49%減)の55万3045人、外国人が39%増(22%増)の183万5162人、通過客が19%減(42%減)の22万8108人となった。また、国内線の旅客数は6%増(19年同月並み)の61万9696人だった。

 国際線旅客は3年4カ月連続で前年を上回った。外国人旅客は6月の最高記録を更新し、コロナ前超えが続く一方、日本人旅客は半数近くの戻りにとどまっており、依然として回復に差がみられる。国内線旅客は3カ月連続で前年同月を上回った。