自動車保険の特約「個人賠償責任保険」がクルマと関係ないところでメチャクチャ助かる中身だった

AI要約

自動車保険に含まれる個人賠償責任保険は、日常生活で起こる他人へのケガやモノの損害に対して補償してくれる保険である。

補償の対象は他人の身体やモノの損害であり、名誉やプライバシーへの被害は対象外である。

日常で起こり得るさまざまな事故に対して補償されるため、リスクの高い場合に加入することがおすすめされる。

自動車保険の特約「個人賠償責任保険」がクルマと関係ないところでメチャクチャ助かる中身だった

 もしものときのために加入する保険。多くの人が契約している自動車保険も、万が一のときのための備えとして加入している保険のひとつです。このような保険には、特約がいくつもあり、必要に応じて補償を付帯することが可能です。今回は、自動車保険の特約として用意されていることが多い「個人賠償責任保険」が便利な保険であることについて解説します。

 まず、「個人賠償責任保険」とはどのような保険なのでしょうか。一般社団法人 日本損害保険協会によると、「個人賠償責任保険」は次のような保険だと紹介されてます。

『個人またはその家族が、日常生活で誤って他人にケガをさせてしまったり、他人のモノを壊してしまったりして、法律上の損害賠償責任を負った場合の損害を補償する保険です』

 このことから、日常で起こる事故に対して補償してくれる保険が「個人賠償責任保険」といえます。

 また、補償の対象や注意点については、次のように説明されています。

『他人の「身体」や「モノ」に損害を与えた場合が対象となりますので、他人への名誉を傷つけたり、プライバシーを侵害したりしたといったケースは補償の対象外となります』

 つまり、ケガをさせてしまったり、モノを壊してしまったりしたときに補償してくれる保険ということになります。

 次に、具体的にどのような事故を発生させてしまったときに対象となるのか見ていきましょう。

・代金を支払う前の商品を落とし壊してしまった

・飼い犬を散歩中に飼い犬が他人をかんでケガをさせてしまった

・野球のバットを振っていたときに近くにいた人にケガをさせてしまった

・誤ってベランダから鉢植えを落とし駐車中の他人のクルマにキズをつけてしまった

・自転車に乗っているときに歩行者をはねてしまった

…etc

 日常生活のなかで起こり得る事故に対しても補償されるため、事故のリスクが高い場合には加入しておくとよいかもしれません。