銅建値142万円 鉛37万5000円 亜鉛45万4000円

AI要約

銅の価格が円安や中国の景気刺激策期待に押し上げられ、8月の建値が142万円に改定された。

鉛は円高ドル安の影響で8月の価格が37万5000円に引き下げられ、LME価格も下落した。

亜鉛は価格を据え置いたものの円高ドル安の影響で価格が押し下げられた。

 銅

 JX金属は1日、8月積み銅建値をトン1万円安の142万円に改定したと発表した。指標となる海外銅相場は月末反発したが、急速な円高ドル安進行により円換算価格は押し下げられた。現地31日のロンドン金属取引所(LME)銅セツルメント(現物前場売値)は9014・5ドルと、前回建値改定時から97・5ドル上昇。大台割れで実需筋の買いが入ったのに加え、ドル安と中国の景気刺激策への期待感も相場を押し上げた。1日の東京為替相場(TTS)は1ドル=150・62円。前回建値改定時より4・51円の円高ドル安だった。

 三菱マテリアルは1日、8月積み鉛建値をトン1万5000円安の37万5000円に改定したと発表した。指標となった現地31日のLME鉛セツルメントは2024ドルと、前回建値改定時から26・5ドル下落。1日の東京為替TTSは1ドル=150・62円で、前回建値改定時より7・12円の大幅な円高ドル安だった。

亜鉛

 三井金属は1日、8月積み亜鉛建値をトン45万4000円で先月末から据え置いたと発表した。指標となった現地31日のLME亜鉛セツルメントは2634・5ドル。前回建値改定時から36・5ドル上昇した。しかし、1日の東京為替TTSが1ドル=150・62円と前回建値改定時より4・51円の円高ドル安になり、円換算価格が押し下げられた。