農林中金、9月に7000億円超の増資決議 24年度中に6000億円借り入れ

AI要約

農林中央金庫は、7360億円の資本増強を決議し、7000億円の永久劣後ローンを返済した上で後配出資に切り替えることを発表した。

また、約6000億円を期限付劣後ローンで借り入れることも決定し、2025年3月期に1.5兆円の最終赤字を見込んでいる。

前期は638億円の黒字であったが、今期の四、六期決算は4127億円の当期損失となった。

農林中金、9月に7000億円超の増資決議 24年度中に6000億円借り入れ

Nobuhiro Kubo

[東京 1日 ロイター] - 農林中央金庫は1日、7360億円の資本増強を9月30日に決議すると発表した。約7000億円の永久劣後ローンを返済した上で、一般企業の普通株に近い性質の「後配出資」に切り替える。併せて24年度中に約6000億円を期限付劣後ローンで借りることを決めた。

農林中金は外債の含み損で2025年3月期に1.5兆円の最終赤字を見込んでおり、5月に1.2兆円規模の資本再構築を公表していた。

農林中金が1日に発表した4─6期決算は、4127億円の当期損失だった(前年同期は638億円の黒字)。