共英製鋼 4―6月期経常益21%減 建設需要が低迷

AI要約

共英製鋼が31日発表した2024年4―6月期連結決算で、経常利益は前年同期比21・1%減の38億6300万円となった。建設工事の長期化や遅れにより鋼材の引き合いが鈍く、販売数量が落ち込んだことが収益に大きく影響した。

コスト上昇分の転嫁が進まなかったことも利益に影響を与えた。人手不足や輸送費の増加などのコスト面での課題が浮き彫りになった結果、業績が低下した。

2024年4―6月期連結決算からは、共英製鋼が業界全体の課題に対処する必要性が浮き彫りになったことが窺える。今後の対策が注目される。

 共英製鋼が31日発表した2024年4―6月期連結決算は、経常利益が前年同期比21・1%減の38億6300万円だった。人手不足による建設工事の長期化や遅れなどで鋼材の引き合いが鈍く、販売数量が落ち込んだことが収益に大きく響いた。人件費や輸送費などのコスト上昇分の転嫁も進まなかった。