ボーイング、新社長にオルトバーグ氏 ロックウェル・コリンズ元社長

AI要約

ボーイングは新たなCEOとしてケリー・オルトバーグ氏を選出した。オルトバーグ氏は元ロックウェル・コリンズの社長兼CEOであり、ボーイングの取締役も兼任する。

オルトバーグ氏はTI、ロックウェル・コリンズでエンジニア、プログラム・マネージャーとして経歴を積み、AIAの前理事長も務めた。カルフーン社長は2021年末で退任する。

カルフーン社長に代わり、安全面の責任を取り新CEOとして就任するオルトバーグ氏が注目を集めている。

ボーイング、新社長にオルトバーグ氏 ロックウェル・コリンズ元社長

 ボーイングは現地時間7月31日、デビッド・カルフーン社長兼CEO(最高経営責任者)の後任として、ロックウェル・コリンズ(現米RTX傘下のコリンズ・エアロスペース)の社長兼CEOなどを歴任したケリー・オルトバーグ氏(64)を取締役会が8月8日付で選出したと発表した。オルトバーグ氏はボーイングの取締役も兼務する。

 オルトバーグ氏は、1983年にテキサス・インスツルメンツ(TI)へエンジニアとして入社。1987年にプログラム・マネージャーとしてロックウェル・コリンズに入社し、2013年に社長兼CEOに就任した。5年間同社を率いた後、親会社となったRTX(旧レイセオン・テクノロジーズ)を2021年に退職するまでは、ユナイテッド・テクノロジーズとRTXの統合を指揮した。また、米国航空宇宙工業会(AIA)の前理事長を務めた。

 2020年1月に就任したカルフーン社長は、安全面の責任を取り、今年末で辞任する。