日本独自の小型トラックが海外で大活躍!? 実はすごかった日本トラックの[潜在能力]がヤバすぎ

AI要約

日本の小型トラックは海外でも高く評価されており、アジアや欧米などで人気を集めている。

日本の小型トラックは特にアジアでの国産化が進み、北米や欧州でも需要が拡大している。

キャンターやエルフなどの日本の小型トラックはBEVなど新技術にも対応し、今後の成長が期待されている。

日本独自の小型トラックが海外で大活躍!? 実はすごかった日本トラックの[潜在能力]がヤバすぎ

 日本特有の狭い道でもスイスイ行ける日本の小型トラック。海外メーカーにはない日本独自の規格であったのだが、どうやらその能力が海外でも高く評価されているらしい。今回は世界に羽ばたく日本の小型トラックを一挙に紹介しよう。

※本稿は2024年6月のものです

文:ベストカー編集部/写真:フルロード、日野、三菱ふそう、UDトラックス

初出:『ベストカー』2024年7月26日号

 エルフ、デュトロ、キャンターといった小型トラック、いわゆる「2トン車」は、欧米にはない日本独自の車種だ。すでに1970年代には世界各地へ輸出され、まずはアジアで定着し、中国や韓国、インドでは国産化が行なわれた。

 米国では北米向けエルフが、クラス3~5(GVW4.5~8.8t)の街乗りに適した商用車として地位を獲得。欧州では、キャンターやエルフ(かつてはトヨタ ダイナや日産 アトラスも存在)はまだニッチな存在だが、イヴェコ・デイリーの牙城GVW3.5~8.5tクラスで、特装車の展開に適したシャシーが評価を得ている。

 エンジンやシャシーは、国内と欧州で近いつくりだが、それ以外の市場では異なり、北米ではV8ガソリンさえある。また、2023年にキャンターとエルフがBEVを発売したが、アジア各国からの関心も高く、新たなモテ期を迎えるかもしれない。

 以前から日本のトラックは、海外メーカーのブランドでも販売されてきた。例えばいすゞ(シボレー、GMC、べドフォードなど)、三菱ふそう(フレイトライナー、スターリング、ダッジなど)、日産(ルノーなど)、マツダ(フォードなど)が知られている。