東京証券取引所・プライム市場の株価騰落率「トップ3」と「ワースト3」…値上がり率3位の銘柄に「香港投資ファンドの影」を確認【昨日の株価】
九電工、ツガミ、パソナグループが好材料で株価が上昇。
LITALICO、富士通ゼネラル、さくらインターネットは業績悪化で株価が下落。
東証プライム市場に上場している個別株式について、2024年7月30日(火)の騰落率ランキングをお伝えします。
1位:九電工〈1959〉……前日比+914円(+15.73%)
【売買材料】
7月29日(月)取引時間終了後、25年3月期第1四半期の連結決算を発表。手持ち工事量が過去最大規模に積み上がるなか、大幅な増収増益となったことが好感された模様。
2位:ツガミ〈6101〉……前日比+226円(+15.32%)
【売買材料】
7月30日(火)13:00ごろ、25年3月期第1四半期の連結決算を発表。大幅な増収増益と最終利益計画に対する順調な進捗が好感された模様。
3位:パソナグループ〈2168〉……前日比+255円(+12.17%)
【売買材料】
7月29日(月)取引時間終了後、関東財務局に提出された大量保有報告書にて、香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」による同社株の保有割合が5.0%を超えたことが判明。この事実を受けて思惑的な買いが集中したとみられている。
1位:LITALICO〈7366〉……前日比-314円(-19.09%)
【売買材料】
7月30日(火)正午ごろ、25年3月期第1四半期の連結決算を発表。売上高は前年同期比小幅増となったものの、純利益が前年同期比-89.3%と大幅減益となり、嫌気された模様。
2位:富士通ゼネラル〈6755〉……前日比-234円(-10.96%)
【売買材料】
7月29日(月)取引時間終了後、25年3月期第1四半期の連結決算を発表。為替差益の減少が原因で増収減益となったことが嫌気された模様。
3位:さくらインターネット〈3778〉……前日比-360円(-10.54%)
【売買材料】
7月29日(月)取引時間終了後、25年3月期第1四半期の連結決算を発表。増収増益での着地となったが、上期計画に対する進捗が芳しくなかったことからこれを嫌気した売りが先行した模様。