兄弟車スバル「WRX」と「レヴォーグ」のうち1台を選ぶとしたら…スバリストを悩ます大問題!? 類似点と相違点を解説します

AI要約

スバルの「WRX」と「レヴォーグ」は兄弟車として比較されることが多い。両車の技術的な仕様や販売戦略は異なるものの、セダンとワゴンの関係にある。

2013年にWRXがデビューし、WRX S4/STIも続々と登場。WRXは元々インプレッサWRXから始まり、スポーツセダンとして注目を集めている。

WRX STIはSTIの伝統である大型のリアウイングやゴールドのホイールを装着し、ラリーファンに馴染み深いグレード名として知られている。

兄弟車スバル「WRX」と「レヴォーグ」のうち1台を選ぶとしたら…スバリストを悩ます大問題!? 類似点と相違点を解説します

スバリストなら知っていて当たり前? スバルの「WRX」と「レヴォーグ」は、兄弟車として比較されることが多いです。「WRXのワゴン版がレヴォーグで、レヴォーグのセダン版がWRXなのか?」と疑問を抱く人も少なくないでしょう。そんなスバルの人気兄弟車を比較しながら魅力を解説していきます。

スバル車に関する情報筋によれば、富士重工業が発行した「WRX S4/WRX STI/LEVORG新型車解説書」なる資料も存在する……というのだから、「WRX」と「レヴォーグ」は技術的な仕様は同列のクルマとして並んでいると考えたくもなる。もちろん車名が違えば、細かな仕様の相違点もある。両車の販売戦略も異なるが、ほぼセダンとワゴンの関係……兄弟車と言っていいのかもしれない。

スバルWRXのデビュー時期は、約10年前にさかのぼる。2013年3月、アメリカ・ニューヨーク国際自動車ショーで「スバルWRXコンセプト」が世界初公開された。続いて同年11月、ロサンゼルス・オートショーで新型「WRX」米国仕様車を世界初公開。翌2014年1月の北米国際自動車ショーにて、新型「WRX STI」米国仕様車も世界で初公開。同年7月、翌8月に日本で発売予定のスポーツセダンの車名「WRX S4」を公表すると同時に、専用サイトも開設され話題を呼んだ。

日本でのWRX S4/STIは、2014年8月下旬から発売され、スバル独自の4輪駆動システム(AWD)を搭載するスポーツセダンとして注目された。その起源は、1992年に世界ラリー選手権(WRC)向けに作られた「インプレッサWRX」だった。元来はインプレッサのスポーツバージョンに冠したグレード名だったが、3代目のマイナーチェンジでインプレッサの名が外れて、スバル「WRX STI」の車名に変更された。STI(スバル・テクニカ・インターナショナル)のグレード名も、ラリーファンにお馴染みだろう。WRX STIバージョンの特長は、大型のリアウイングとゴールドのホイールを装着。歴代の「レガシィ」、「インプレッサ」などにも採用されてきたSTIの伝統だ。