巨大ジャンクヤードで見つけた味わい深い廃車 40選 後編 静かに朽ちていくクラシックカー

AI要約

フォードF-150やポンティアック・グランプリ、ボルボ140シリーズ、三菱トレディアなど、個性豊かな廃車が紹介されている。

各車両の特徴や歴史、現在の状態が詳細に説明されており、クラシックカー愛好家にとって興味深い内容となっている。

ジャガーX308のカスタムモデルや各車両のスペア部品入手方法など、情報が充実している。

巨大ジャンクヤードで見つけた味わい深い廃車 40選 後編 静かに朽ちていくクラシックカー

(この記事は後編です。前編の「巨大ジャンクヤードで見つけた味わい深い廃車 40選 前編 一世風靡したクルマの終着点」もあわせてご覧ください)

この第7世代(1980~1986年)のフォードF-150は、2019年に引退したばかりで、4本のタイヤのうち3本にまだ空気が入っている。高級なXLTバージョンで、XLTとは「eXtra Luxurious Truck(エクストラ・ラグジュリアス・トラック)」の略だ。

これまでに4100万台以上が販売されたF-150は、1980年代初頭以来、米国で最も売れたクルマとなっている。

静かな夜には、この1974年型ポンティアック・グランプリの錆びる音が聞こえるという噂がある。ボディワークはひどい状態だが、当時新たに義務付けられた「5マイルバンパー」や改良されたテールライトなど、まだまだ使える部品がたくさんある。この年は4代目グランプリの発売2年目で、販売台数は前年の15万3899台から9万9817台に落ち込んだ。

140シリーズは、アマゾンの後継としてボルボ初のボクシーなスタイリングを採用したモデルである。 142、144、145として販売され、車名の下一桁はドアの数を表す。

写真の車両は144 Sで、「S」は最もパワフルな1.8Lエンジンを搭載していることを示す。米国ではよく売れ、1975年に後継車240にバトンタッチした。

トレディアは、パートナーであるクライスラーの力を借りずに米国で販売された三菱車である。クラシックカー愛好家の間ではほとんど関心を持たれておらず、そのため大半の車両がとうの昔にスクラップになっている。しかし、もし入手困難なスペア部品を必要としているのであれば、ローナーズ・オート・パーツを訪れるといい。

楕円形のサイドマーカー・ライトから、この車両が1997年から2002年の間に製造されたことがわかる。ロングホイールベースのジャガーX308にデイムラーのバッジと仕上げを施したバージョンで、自然吸気またはスーパーチャージャー付きのV8エンジンを搭載している。極めて良好なコンディションを保っているようで、ここにあることが残念である。