「圧巻すぎる!」瀬戸内海に浮かぶ離島・佐木島を舞台に“角度”にインスパイアされた日本初の建築作品!? 世界的建築家がデザインする3つのヴィラとは

AI要約

世界的建築家ビャルケ・インゲルス率いるBIGがデザインしたNOT A HOTEL SETOUCHIは、瀬戸内海の離島・佐木島にあるリゾートで、3つのユニークなヴィラからなります。

2024年7月23日に販売が開始され、2026年にオープン予定で、ビャルケ・インゲルスの持続可能性を重視した革新的なデザインが特徴です。

大地に溶け込むヴィラは、漸進的なデザイン特性や日本の伝統的な要素を取り入れつつ、瀬戸内海の素晴らしい景観を楽しむことができます。

「圧巻すぎる!」瀬戸内海に浮かぶ離島・佐木島を舞台に“角度”にインスパイアされた日本初の建築作品!? 世界的建築家がデザインする3つのヴィラとは

 世界的建築家ビャルケ・インゲルス率いるBIGがデザイン担当した、「NOT A HOTEL SETOUCHI」は、瀬戸内海に浮かぶ離島・佐木島にて提供する3棟のヴィラからなるリゾートです。

 なお、NOT A HOTEL SETOUBHIの販売を2024年7月23日から、日本・海外同時に開始。オープンは2026年を予定しています。

 BIGは、コペンハーゲンとニューヨークを拠点とする建築設計事務所で、革新的なデザインと持続可能性を重視したアプローチで知られています。

 ビャルケ・インゲルスは、2016年にTIME誌で「今世界で最も影響力のある100人」の1人に選出されるなど、国際的に高い評価を受けている建築家です。

 日本の瀬戸内海地方にある離島、佐木島の30000㎡の敷地に位置するこのパートナーシップは、瀬戸内海のパノラマの景色を望む島の南西の岬に3棟のヴィラをもたらします。

 3棟のヴィラは、立地と眺望に応じて「360」「270」「180」と名付けられ、その特定の場所に適した独自のデザイン特性を持っており、日本の風土と伝統建築、そして“角度”にインスパイヤされたデザインが特徴です。

 さまざまな高さに広がるリゾートは、まるで敷地内を曲がりくねったリボンのように現れます。

 リング状の「360」は小高い丘の頂上に位置し、瀬戸内の土地と海を文字通り360度見渡すことができ、中央にはプライバシーを確保するための中庭があります。

 「270」は周囲の群島を270度のパノラマでとらえ、プールの周囲に浮島のように配置された入浴スペースとサウナ、焚き火台を備えています。

 半島の先端に位置する「180」は海に最も近く、海岸の景観に沿って湾曲しており、緩やかなスロープ、苔むした小道、季節によって色を変える木々を配した中庭があります。

 3ベッドルームと4ベッドルームのヴィラは、日本の伝統的な平屋のデザインを参考として、日本の要素を取り入れています。ファサード、屋根、壁、床といった住宅に不可欠な要素は全て、伝統的な日本建築の要素を守りつつ、現代の用途に合わせて再構築してあります。

 内部と外部を繋ぐガラスのファサードは、障子を現代的に解釈したものであり、玄昌石の天然スレート床のパターンは、日本の伝統的な畳のレイアウトからインスピレーションを得ています。

 また、耐荷重のある湾曲した土壁には伝統的なラムドアース(版築構法)を用い、敷地の土を直接組み込んであります。

 各ヴィラは、バスルームや収納ルームなどの機能的なエリアを独立したボリューム(ポット)にまとめ、一体化した大きなスペースに面しています。よりプライベートなポッドの上部には天窓が設置され、建物内のどこからでも眺望を楽しむことが可能です。

 全てのヴィラには、伝統的な日本の風呂、落ち着いた色調、屋外の焚火台、温水インフィニティ・プールがあり、敷地と周囲の自然との境界を曖昧にしています。

 日本文化への関心が高まっている国際市場において、NOT A HOTEL SETOUCHIは日本の魅力を体験できる唯一無二の場所として位置付けられるでしょう。