パリ五輪の開催地にある「パリのバイク街」で感じた普及が進む電動バイクの波

AI要約

SHOEI(ショウエイ)のオフィシャルショールーム「SHOEI Gallery(ショウエイ・ギャラリー)」が、パリにもあることを知り、訪れることに決める。

パリのグランド・アルメ通り周辺はバイク関連の観光スポットが集まるエリアで、SHOEIギャラリー・パリもこのエリアに位置する。

SHOEIギャラリー・パリでは元トライアル選手である代表が出迎え、サポートライダーやP.F.Sなどが展示されている。

パリ五輪の開催地にある「パリのバイク街」で感じた普及が進む電動バイクの波

 プレミアムヘルメットブランド、SHOEI(ショウエイ)のオフィシャルショールーム「SHOEI Gallery(ショウエイ・ギャラリー)」が、フランスのパリにもあることをご存知でしょうか。わたし(筆者:伊藤英里)は、知りませんでした(すみません)。2024年の初めに「SHOEIギャラリーTOKYO」にヘルメットを購入しに行ったとき、担当してくださった方と雑談をしていてその存在を知り、ちょうど、MotoGPフランスGPへ取材に行くことが決まっていたので、「ぜひ、SHOEIギャラリー・パリに行きたい!」と、決断したわけです。

 SHOEIギャラリー・パリが位置するのは、フランスの首都パリの有名な観光スポット、エトワール凱旋門から伸びる通りのひとつ、グランド・アルメ通りです。

 パリに行く前、『バイクのニュース』でもおなじみのバイクジャーナリスト、小林ゆきさんと、フランス人のMotoGPジャーナリストに、「パリに行くので、バイク関連で見ておくべき場所を教えてください」と聞いたとき、2人が揃っておすすめしてくれた場所が、まさにSHOEIギャラリー・パリがある、このグランド・アルメ通り周辺だったのです。

 2人がおすすめしてくれた理由は、到着してすぐにわかりました。トライアンフ、ドゥカティ、BMW Motorrad、ハーレーダビッドソン、インディアン・モーターサイクル、ヤマハ、ホンダ、ダイネーゼのほか、電動バイクメーカーのゼロ・モーターサイクルスだけを扱うディーラーなどが、この通りの両脇にずらりと並んでいます。まるで、「パリのバイク街」です。

 SHOEIギャラリー・パリは、その一角にありました。訪れると、SHOEIのフランスの子会社(SHOEI EUROPE DISTRIBUTION SARL)の代表を務める、パスカル・クチュリエさんが迎えてくれました。話を聞くと、クチュリエさんはヤマハで活躍した元トライアルライダーで、1992年、1993年の全日本トライアル選手権IAチャンピオン! 今でもトライアルバイクを走らせているそうです。

 そんなクチュリエさんの案内で、店内を歩きます。と言っても、それほど広いわけではありません。通りに面したエントランスから入ると、サポートライダーのマルク・マルケス選手のヘルメットなどが展示され、P.F.S(SHOEIパーソナル・フィッティング・システム)が受けられるイスなどがあり、SHOEIが展開する各モデルは、地下にずらりと並んでいます。