麒麟・田村、『ホームレス中学生』の大ヒット当時に仰天…その「衝撃的な印税額」を明かす
田村裕の著書『新装版 ホームレス中学生』の発売記念イベントが六本木で開催された。田村はユーモアを交えて感謝の気持ちを表明し、17年ぶりの新装版発売に喜びを述べた。
『新装版 ホームレス中学生』には相方の川島明の推薦文があり、田村は相方との格差についてコメント。取材会にはぱーてぃーちゃんのメンバーも登場し、貧乏エピソードで和やかな雰囲気となった。
すがちゃん最高No.1の本と田村の著書を比較し、お互いの才能を称え合い、信子の爆弾発言で笑いが起こった。
7月25日(木)、東京・六本木にある蔦屋書店イベントスペースで、お笑い芸人・田村裕の著書『新装版 ホームレス中学生』の発売記念イベントが開催された。
本書は2007年に刊行しベストセラーとなった『ホームレス中学生』の新装版。イベントに先立ちマスコミ向けの取材会が行われたのだが、田村は開口一番「こんな軽装できてよかったんだろうか、という思いでいっぱいでございます。記者会見と聞いてはいたんですけど、こんなに集まってくださるとは……ありがとうございます！」とユーモアを交えて語った。
17年ぶりの新装版発売にいまの心境を聞くと、「日本で売れた本のランキングトップ30にホームレス中学生が入っているということで大変うれしいです。日の当たらなかった人生に、この本がスポットライトを当ててくれました。麒麟の看板が僕に移った時間でしたね……一瞬でしたが(笑)。それでも、一瞬でも看板を持てたということは、ずっと支えてくれた家族や親族、お世話になった方々、ワニブックスさんのおかげです」と言葉をつづけた。
『新装版 ホームレス中学生』では帯に相方の川島明の推薦文が。これについて聞いてみると、「一瞬背負った麒麟の看板が今でははるか前方にあって見えません。相方の背中が見えなくなりました。これだけ格差がついてしまうと、帯を書いてくれというのは緊張しました。ここ10年で一番の緊張でしたね。震えながら、『川島さん、お願いがあるのですが……』と言ったところ、快諾してくださって。短くも愛のこもったコメントをいただけて、僕も非常に嬉しいです」と相方との現在の格差を引き合いにだしながら喜びをあらわした。
取材会にはここからゲストが登場。現れたのは大人気トリオ・ぱーてぃーちゃんのすがちゃん最高No.1と金子きょんちぃと信子。
すがちゃん最高No.1は今年の4月に『中1、一人暮らし、意外とバレない』(ワニブックス刊)を出版しており、田村は本の世界でも先輩にあたる。すがちゃんの本をカバーと最初の部分だけ読んだ田村は「すごいですね。多分、僕より貧乏ですね」とコメント。それを聞いたすがちゃんは「いやいや！ 新装版もあらためて読ませていただいて、言葉を選ばず言わせてもうらうと、引きましたもん、マジで。田村さんの方が全然上です。激ヤバ！」と負けじと言葉を発した。
この貧乏泥仕合に「『家が壊滅しちゃった人』と『家族全滅しちゃった人』だ！」と、とんでもない爆弾発言を残した信子。これには2人も顔を見合わせて笑うしかなかった。
