中国鋼材先物価格3中全会後に急落 景気政策盛り込まれず

AI要約

中国の先物市場の鋼材価格が3中全会後に急落している。具体的な景気刺激策が不透明なことや高い粗鋼生産と市中在庫が投資家の不安を引き起こしている。

建設需要が遅れており、現物市況も軟調に推移している見通し。

 【上海支局】中国の先物市場の鋼材価格が15日に開幕した中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)以降に急落している。3中全会で具体的な景気刺激策が打ち出されなかったことや粗鋼生産、市中在庫ともに高水準を維持していることが投資家の心理を冷やしている。建設中心に実需の回復が遅れていることから、現物市況も軟調に推移しそうだ。