「ザ・ノース・フェイス」、五輪ユニホームのCO2由来ポリエステルを使用したTシャツを一般にも販売

AI要約

「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」(以下、TNF)は、7月26日に開幕するパリオリンピックで、日米韓オーストリアの4カ国のクライミング代表選手団にユニホームを提供する。

CO2由来のポリエステルを一部使用したTシャツを今夏一般販売する。

各国のユニホームは、軽量性、しなやかさ、ストレッチ性を追求し、山のグラフィックが印象的。

「ザ・ノース・フェイス」、五輪ユニホームのCO2由来ポリエステルを使用したTシャツを一般にも販売

「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」(以下、TNF)は、7月26日に開幕するパリオリンピックで、日米韓オーストリアの4カ国のクライミング代表選手団にユニホームを提供する。ゴールドウインとブランドホルダーの米VFコーポレーションによる共同開発で、日韓にはゴールドウインが提供、米国とオーストリアはVFコーポレーションが提供する。既に報道されている通り、ゴールドウインは日本選手団向けのウエアにはCO2由来のポリエステルを一部使用。同様に、CO2由来のポリエステルを一部使用したTシャツ(ユニセックス7000円、キッズ5500円)を、今夏一般販売する。

CO2由来のポリエステルは、ゴールドウインが三菱商事と組み、フィンランド、韓国、タイ、インドの化学メーカーやプラント建設の千代田化工建設などとのコンソーシアムで開発し、世界で初めて実用化したもの。「パイロットプラントで実験的に少量を生産している段階だが、高みを目指すアスリートたちの挑戦と、新素材開発という挑戦を重ね合わせ、生産数量が限られるオリンピックのユニホームとしてまずは実用化することにした」と「TNF」の広報担当者。

各国のユニホームは、アスリートのパフォーマンス向上のために、軽量性、しなやかさ、ストレッチ性を追求。デザインとしては、フロントにプリントした、その国を代表する山のグラフィックが印象的。日本は富士山、韓国はハラルサン、米国はデナリ、オーストリアグロースグロックナーをモチーフにしている。また、日本選手団向けは、古くから“勝色(かちいろ)”と言われる濃いネイビーを採用した。

「TNF」は、クライミングがオリンピックの正式競技となった東京大会でも日本選手団のユニホームを製作していた。パリ大会に出場する楢崎智亜選手もサポートしている。