「初心者はとりあえずオルカン一択」は間違い…億稼ぐ人だけが知っているお金を増やす6大思考法

AI要約

知人からはルーズで何事も中途半端と評される落ちこぼれタイプの私が、200万円の元手から株式投資を通じて3億円の資産を築いた成功物語。

成功するための唯一の理由は、失敗しても行動を続ける信念を持ち続けたこと。資産家の生活に憧れただけでなく、行動を起こし、実現に向けて努力したことが重要。

お金持ちになるための心構えとして、本物のお金持ちは働き者であること、そして株式投資がFXや不動産よりも勝ちやすく再現性が高い理由について解説。

■元手200万円が約25年で3億円に

 もともとの私は、知人に「ルーズで何事も中途半端」と評されるような落ちこぼれタイプ。そんな私でも、元手200万円からスタートし、会社を経営するかたわら投資と向き合い続け、これまで6億円の資産を築いてきました。そのうち3億円が株式投資により得たものです。

 特別な能力があるわけでもない私が、これほどの資産を築くに至った理由はたった一つ。たとえ失敗しても、常に行動し続けた先に成功があるという信念を持っていたからです。

 振り返れば、小さなきっかけがありました。20代の頃、一室数億円にのぼる高級マンションを見学した私は衝撃を受けたのです。まるで映画のワンシーンのような空間で暮らす資産家が、現実にいる――その光景が脳裏に焼き付き、稼ぐことへの強烈な意欲が湧いたのです。

 では、私が資産を築けたのは、高級物件を見学したからでしょうか。そうではありません。肝心なのは、お金持ちの暮らしに憧れるだけで終わらず、目標実現に向けて行動を起こしたということなのです。

 行動とはいっても、円安やインフレが進んで先行きの見えない昨今、不安に駆られてやみくもに行動するだけでは、怪しい儲け話や投資に飛びついて大損しかねません。これからご紹介するのは、誤った衝動に流されず、目標に最短ルートでたどり着くための投資と仕事の心構えです。

 私自身の経験則と、年収1億円を超える成功者1000人へのヒアリングから導き出されたお金持ちの思考法をぜひ実践してみてください。

■本物のお金持ちは働き者

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金持ち思考法1

FIREを目指すのは二流! お金を働かせながら自分も働く

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 近年、経済的自由と早期リタイアを目指す生き方「FIRE」が流行しています。経済的自由を目指すのはよいことですが、「なるべく働かずにラクしたい」という気持ちがあれば要注意です。なぜなら、仕事を頑張らずにお金持ちを目指すのは非効率だからです。

 本物のお金持ちは、実は誰よりも働いています。長者番付に名を並べる柳井正氏や孫正義氏は今も多忙を極めています。『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者であり、47歳で引退したロバート・キヨサキ氏も、著作のヒットで莫大な収入を得た後に再びビジネスの世界に舞い戻って活動を続けています。

 彼らに共通している点は、働いて稼いだお金を投資に回し、さらに新たな事業、収入経路を生み出しているということ。事業と投資の両輪で、お金を加速度的に増やしているのです。

 起業しろというつもりはありません。ただ、多くの学びを得られる労働の場を切り捨ててしまうのはもったいない。働くことそのものが、稼ぐ力を成長させてくれるのです。

 働いてお金を得ることは、投資用の口座に余剰資金を入れる「入金力」を持ち続けるためにも必要です。入金力があれば、投資で失敗しても、次のチャンスで入金すればいい。入金力がないとどこかで力尽きるか、大きなチャンスが訪れたときに投資できず、成功を取り逃がすことになります。

 自分もバリバリ働いて収入を増やし、増えた収入をさらに投資に回す。これがお金持ちになる最短ルートです。

■株式投資は有望な銘柄を自分で見つけられる

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金持ち思考法2

プロ以外でも勝てるのは、FXや不動産ではなく株式だ

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 投資商品は無数にありますが、一般の個人投資家に向いている商品は限られます。私自身はFXや不動産投資も経験してきましたが、本気でお金を増やすなら、株式投資をおすすめします。

 FXは、世界中の投資機関やプロのトレーダーが集まり24時間取引を行う過酷な市場です。円安だから儲けるチャンスかもしれないと思って初心者が安易に手を出すと、大きな損失を出す可能性があります。円安でも円高でも、FXで本業と両立しながら安定した利益を得るのは至難の業だと思ってください。

 不動産投資は、妙味がある情報を手に入れにくいという難点があります。不動産投資で儲けるには、利回りのいい物件を手に入れることです。ところが優良な物件情報は、地主との結びつきが強い地元の不動産会社が握っていることがほとんど。コネを持っていない限り、おいしい話は回ってきません。

 株式投資であれば、労力や時間をかければ有望な銘柄を自分で見つけることができます。法整備が進んでいるため不正な取引の被害に遭うことはほぼありませんし、中長期で保有すれば、短期トレード中心のプロトレーダーと勝負する必要もありません。目標株価に到達するまで、本業に力を入れながら、銘柄を保有し続ければいいのです。これはプロには真似できない、個人投資家が持つ強みでもあります。

 また、株式投資は再現性を得やすいという点でも優れています。「再現性がある」とは、偶然に頼らず、手法を確立し、根拠をもって投資すれば勝率を高められるということ。株式市場には過去数十年にわたるデータの蓄積があり、値動きの規則性や、人気が集まる銘柄の法則が見出せます。これらを利用しながら投資経験を重ねれば、自分なりの勝ちパターンが手に入ります。勝ちパターンといっても、基本は安く買って高く売るだけ。難しいテクニックは必要なく、市場で公開されている情報のみで再現性のある利益を得られるのが、株式投資なのです。