半谷「誰にも負けない」 パラ柔道女子代表、福島・いわきの母校で激励会

AI要約

半谷静香がパリ・パラリンピックに向けて激励会を受け、新しい柔道を見せる決意を固めた。

半谷は大けがを乗り越え、復帰後の大会で成果を出している。

半谷の指導を受けた顧問や父親も期待を寄せ、メダル獲得を願っている。

半谷「誰にも負けない」 パラ柔道女子代表、福島・いわきの母校で激励会

 パリ・パラリンピックに出場する柔道女子日本代表の半谷静香(35)=トヨタループス、福島県いわき市出身=は21日、いわき市の母校・東日大昌平高で激励会に臨み「誰にも負けない、新しい柔道を見てもらいたい」と決意を語った。

 半谷は48キロ級(全盲)に出場する。激励会では同校柔道部の部員から応援の寄せ書きを受け「感動した。いつも応援してもらっていて本当にありがたい」と感謝した。県柔道連盟からは激励金が贈られた。

 半谷は2022年に右膝の前十字靱帯(じんたい)を断裂するなどの大けがをしたが、手術を経て復帰を果たした。リハビリ期間中に体の使い方や闘い方を見直し、復帰後の大会でも手応えをつかんでいるといい「間に合って純粋にうれしい。パラ4大会目でようやく活躍できる兆しが見えてきた」と充実感をにじませた。

 高校時代に半谷を指導した顧問の船川健一教諭(48)は「(持ち前の)前向きな性格で、楽しく悔いのないように闘ってきてほしい」とエール。激励会に同席した父良人さん(69)は「苦労してここまで来ることができた。何とかメダルに届いてほしい」と期待を込めた。