小林製薬の大株主に香港系ファンド 5％超取得、株主提案も
AI要約
香港系投資ファンドのオアシス・マネジメントが小林製薬の株式5％超を取得した。オアシスは株主提案を行う可能性があり、報告書には株主価値の保護が明記されている。
オアシスはこれまで、国内企業に対し要求を行っており、ツルハホールディングスには社外取締役の入れ替え案、北越コーポレーションには社長解任案を提案している。
オアシスの小林製薬株保有は406万2075株で全発行済株式総数の5．2％に相当し、健康被害問題抱える小林製薬に対する株主提案が注目される。
香港系投資ファンドのオアシス・マネジメントが小林製薬の株式5％超を取得したことが24日、明らかになった。
オアシスが同日、関東財務局に大量保有報告書を提出した。保有目的の一つに「重要提案行為」を挙げており、「紅麹（べにこうじ）」配合サプリメントによる健康被害問題を抱える小林製薬に対し、株主提案を行う可能性がある。
報告書によると、オアシスが取得した小林製薬株は406万2075株。同社の発行済株式総数の5．2％に当たる。オアシスは報告書で「株主価値を守るため、重要提案行為を行うことがある」と明記している。
オアシスは近年、ドラッグストア大手のツルハホールディングスに社外取締役の総入れ替えを提案したり、製紙大手北越コーポレーションに社長解任案を出したりするなど、国内企業に要求を繰り返している。
