日経平均や日米半導体株、目先の天井示唆か-チャートで「三川」出現

AI要約

日経平均株価や日米半導体関連株などでチャート上の「三川(さんせん)」が相次いで出現し、高値圏でのパターンは株価の天井や調整を示唆。

「三川」は、ローソク足が横に3本並び、真ん中が十字足か大きなひげを付け、3本目が大きな陰線で構成される。ナスダック総合指数や米半導体製造装置会社などでも確認された。

テクノロジー関連株で三川が相次ぐ中、再度上値追いを見せるには買いエネルギーが必要。現在もボックス圏を抜け切れない状況の株もある。

日経平均や日米半導体株、目先の天井示唆か-チャートで「三川」出現

(ブルームバーグ): 日経平均株価や日米半導体関連株などでチャート上の「三川(さんせん)」が相次いで出現した。経験則から高値圏でのこのパターンは株価のいったんの天井や調整局面を示唆する。

日経平均の週足チャートで、ローソク足が3本横並びとなる「三川」が現れた。三川は天井圏や底値圏などでローソク足が横に3本並び、真ん中が十字足か大きなひげを付け、3本目が大きな陰線(底値圏の場合は陽線)で構成される。ナスダック総合指数、米半導体製造装置アプライド・マテリアルズや人工知能(AI)関連のソフトバンクグループにも「三川」が出ている。

3月に一足先に三川が現れた米半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は、現在もボックス圏を抜け切れない状況にある。チャート上での上値抵抗力の強さを示す三川が相次ぐテクノロジー関連株が再度上値追いとなるには、かなりの買いエネルギーが必要となりそうだ。

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