2024年版 「こりゃ欧州で売れるかも…」コスパ優秀な最新EV 10選 「乗りたい」と思える電気自動車

AI要約

電気自動車(EV)の価格が徐々に下がりつつあるが、まだ高価である。

市場には2万ポンドから4万ポンドの間に魅力的なEVが多く存在する。

クプラ・ボーンとヒョンデ コナ・エレクトリックは所有したいと思えるEVとしてお勧めされている。

2024年版 「こりゃ欧州で売れるかも…」コスパ優秀な最新EV 10選 「乗りたい」と思える電気自動車

エンジン車に比べて、電気自動車(EV)はまだまだ高価に感じられる。しかし、EVのコストを下げる努力はなされている。

今のところ、航続距離が300km以上あるフル装備のモデルは2万ポンド(約410万円)以下では手が届かない。しかし、市場のボトムエンドの価格は数年前と比べても健全になってきており、2万ポンドから4万ポンド(約820万円)の間には本当に魅力的な選択肢がたくさんある。

もちろん、安いものを探せばシトロエン・アミなど1万ポンド(約200万円)以下で買えるマイクロカーもあるが、おそらく積極的に買いたいと思う人は少ないだろう。今回は4万ポンドまでの予算で、AUTOCARがお勧めしている「所有したいと思えるEV」を紹介する。

※価格や仕様は英国で販売されているものを記載。

長所:運転が楽しく快適性が高い、サイズの割に室内が広い、長い航続距離と低ランニングコスト、充電速度

短所:マルチメディアとタッチセンサーボタンが厄介

クプラ・ボーンはフォルクスワーゲンID.3と多くの部品を共有する兄弟車で、スポーティ性を追求した電動ハッチバックである。AUTOCAR英国編集部が3月に行った12台のEV一斉比較テストでは、実用性、ドライビングの楽しさ、信頼性を兼ね備えているとしてダントツの高評価を得た。

ボーンは後輪駆動プラットフォームを生かし、軽快で直感的なハンドリングを実現している。特に魅力的なのは、スポーティさを追求するあまり、乗り心地や遮音性、エネルギー効率を犠牲にしていないことだ。実際、さまざまな点で非常に優れている。

近々、出力向上とマルチメディアの改良を伴うマイナーチェンジが予定されている。マルチメディアはボーンの数少ない弱点の1つなので、今から改良が楽しみだ。

価格:3万4125ポンド(約700万円、58kWhバッテリー搭載車)

航続距離:420km

長所:快適、航続距離が長い、使いやすいインフォテインメント・システム、広い室内

短所:イライラさせる運転支援システム、急速充電速度が遅い

欧州向けのヒョンデ最小のEVであるコナ・エレクトリックは、運転の楽しさよりも実用性を重視するのであればクプラ・ボーンより「上」かもしれない。というのも、先代モデルに比べて大幅にサイズアップし、後部座席とトランクスペースが非常に広くなっているからだ。

乗り心地は柔らかく、シートも快適。シルバーのボタンを多用したダッシュボードは、まるで2000年代初頭のDVDプレーヤーのような温かさで迎えてくれる。ライバル車よりも画面への依存度が低いため、使いやすい。比較的大きなバッテリーと優れた効率性により、公式航続距離も480kmを超える。

価格: 3万4995ポンド(約720万円、スタンダートレンジ)、3万8595ポンド(約790万円、ロングレンジ)

航続距離:375km(スタンダードレンジ)、450km(ロングレンジ)