中国、企業向け金利下げ 11カ月ぶり、景気下支え

AI要約

中国人民銀行が企業向け貸出金利の目安であるLPRを0.1%下げ、景気下支えに取り組むことが明らかになった。

中国の不動産不況が内需を抑制しており、資金調達コストを下げることで企業を支援する方針を示している。

住宅ローン金利も引き下げられ、景気刺激策が続けられている。

 【北京共同】中国人民銀行(中央銀行)は22日、企業向け貸出金利の目安となる「ローンプライムレート(貸出基礎金利、LPR)」の1年物を0.1%下げ、3.35%とした。引き下げは昨年8月以来、11カ月ぶりとなる。

 中国は長引く不動産不況を背景に、内需が振るわない状況が続いている。企業の資金調達コストを下げ、景気を下支えする。住宅ローン金利の基準となる5年物も3.85%とし、0.1%引き下げた。引き下げは今年2月以来、5カ月ぶり。