いま「セブン&アイ」にアナリストが引き寄せられるワケ…!日本株に大相場到来!最高のパフォーマンスを示す「珠玉の34銘柄」を一挙公開する!

AI要約

日本株がリスク・オンのムードで高値を更新し、海外投資家の注目も続いている。

海外勢はアナリストの情報に基づいて投資を判断し、多くのカバーを受ける銘柄ほど注目を集めやすい。

アナリストのカバー人数の増減が銘柄のパフォーマンスに影響し、人気投票を利用した銘柄選びが有効とされる。

いま「セブン&アイ」にアナリストが引き寄せられるワケ…!日本株に大相場到来!最高のパフォーマンスを示す「珠玉の34銘柄」を一挙公開する!

7月11日に4万2000円の高値をこえた日本株は、リスク・オンのムードが継続している。

前編「日本株、爆上げ相場突入…!プロの分析で分かった「任天堂」「ソニー」が海外マネーに注目される「本当の理由」と、これからの注目銘柄「意外すぎるポイント」」で解説したとおり、日本株市場における最大の投資主体は海外投資家だ。彼らは、個別株を細かく分析しているわけではなく、証券会社のアナリストによる分析と投資の推奨によって投資を判断している。

つまり、アナリストが多くの情報を発信している銘柄、多くのアナリストにカバーされている銘柄であるほど、資金源である海外勢の目に留まりやすくなり、そこから買いの需給が舞い込みやすくなると考えられるのだ。

各企業のアナリストのカバー人数は「銘柄の人気投票」の代理変数のようなものであり、少なくとも株式市場の上昇局面においては海外勢の需給を誘引しやすい重要な要素となっている可能性が高い。

銘柄選びの観点で、これを利用しない手はない。

ここからは、じっくりといまアナリストが注目し始めているこれから有望な銘柄を抽出していこう。

銘柄の人気投票をもとに銘柄を選ぶという基本的な方向性は維持しつつ、その人気の加速度を考慮することで、さらにパフォーマンスを向上させる可能性があるのではないか、という視点だ。

具体的には、人気投票の要素としてのアナリストのカバー人数が、過去の一定の期間に増加したのか、減少したのかによって人気の加速度を判断する。

人数が大きく増加していれば、直近で投資家からの注目度が急上昇したことを表しており、買いの需給も右肩上がりに増加しているはずだ。減少していれば、その逆のことが起こっているだろう。

実際に、2024年始の時点で、過去6ヵ月間のアナリストのカバー人数の増減別に銘柄群を分割し、現在に至るまでの平均騰落率を集計すると、見事に階段状のパフォーマンスを描く。

図:2024年始までの過去6ヵ月間のカバー人数増減別 銘柄群の年初来騰落率

つまり、増加した人数が多いほどその後に株価は上昇しやすく、逆に減少するほど下落しやすいという前提は数字として事実であるということだ。ある意味で当然の結果だが、このア単純明快な要素が将来の需給の見通しを決めうるのだとすれば、利用価値は高いといえるだろう。

そして、最終的に考えるべきは、「そもそも人気の高い銘柄の人気がさらに加速した場合はどうなるか」という点だ。