悪の試作車 K.A.R.Rのレプリカ【4】本家K.I.T.Tとの違いは? マニアが見れば分かるディティールを再現

AI要約

「悪の試作車(プロト)」はナイトライダーの開発中に生まれた失敗作の車両であり、人工知能の未熟さが問題となっている。

プロトは本家と勝負を繰り返す中で外観の差異が加えられ、特にフロントマスクのアイコンである「スキャナー」の色が異なっている。

オーナーのこだわりや初代への愛が試作車のレプリカ製作に反映されており、詳細なディテール再現に注目が集まっている。

悪の試作車 K.A.R.Rのレプリカ【4】本家K.I.T.Tとの違いは? マニアが見れば分かるディティールを再現

【悪の試作車 K.A.R.Rのレプリカ ポンティアック ファイヤーバード トランザム Vol.4】

本家ナイト2000の開発中に生まれた失敗作の車両である「悪の試作車(プロト)」。

結果的に人工知能の未熟さが原因でプロトが負けハッピーエンドにはなるのだが、今後ハイペースで増える自動運転車への警告ともとれる示唆に富んだシナリオだ。

その後、負けたはずのプロトが復活してまた勝負を挑む回もあるが、その際に本家とプロトの外観の差異が加えられた。ナイトライダーを代表するフロントマスクのアイコン「スキャナー」の色だ。

人工音声にリンクしてシーケンシャルに点滅するスキャナーは、本家はレッドだがプロトはオレンジ。仮面ライダーで偽物のブーツの色が違うのと同様だ。このような「通が見ればわかる」的な微細なディテール再現もオーナーのこだわりだが、なによりあふれているのは「初代への愛」に尽きる。

初出:ハチマルヒーロー vol.044 2017年11月号

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)