10年ぶりの全面刷新、新型『インディアン・スカウト』が受注開始 価格は196万円から

AI要約

米国ポラリスは、新型スカウトを10年ぶりに全面刷新し、日本国内で受注が開始された。

新型スカウトは薄型ラジエーターを採用し、スマートなシルエットと低重心化を実現している。

新型「Speed Plus 1250」エンジンを搭載し、排気量が拡大され性能が強化されている。

10年ぶりの全面刷新、新型『インディアン・スカウト』が受注開始 価格は196万円から

米国ポラリスは、インディアン『スカウト』を10年ぶりに全面刷新した。5モデル・3グレードの全11機種として日本国内での受注が開始された。税込み価格は196万円から。

新型スカウトはメインフレームを従来型のアルミダイキャスト製から鋼管製に変更、さらに薄型ラジエーターを採用したことでスマートなシルエットを実現し、インディアン・モーターサイクルの特徴でもあるネック下からエンジン下方へとつながる「Indian S ライン」を形作っている。

ミッドおよびリアフレームは前モデル同様アルミダイキャスト製とすることで、軽量化と自由度の高いフレームワークを可能にし、クラストップレベルの優れた足つき性と、取り回しのしやすさに貢献している。

従来モデル同様、エンジンを剛性メンバーの一部として利用するダイヤモンド式フレームとし、エンジン下部のフレームを廃し、エンジン搭載位置を極限まで下げることで、低重心化が図られている。

搭載される新型「Speed Plus 1250」エンジンは、内外ともに全面刷新されており、性能だけでなく、スタイリングや整備性にも配慮して開発されている。DOHC4バルブ・60度 Vツインを踏襲するエンジンの排気量は、従来モデルの1130ccから約10%増となる1250ccへと拡大。最高出力は約17%、最大トルクは約12%強化され、よりフラットな出力特性を実現している。

スカウトのモデル・ラインナップは、「Scout Bobber(スカウト・ボバー)」「Sport Scout(スポーツ・スカウト)」「Scout Classic(スカウト・クラシック)」「Super Scout(スーパー・スカウト)」「101 Scout(ワンオーワン・スカウト)」の5モデルで構成され、スーパーと101は「Limited+Tech(リミテッド+テック)」グレードのみ、それ以外の3モデルは「Standard(スタンダード)」「Limited(リミテッド)」「「Limited+Tech」の3グレードが設定されている。

新型スカウトでは新たに70種類のアクセサリーが開発され、従来モデル用の30種類のアクセサリーもキャリーオーバーしており、100種類を超える豊富な純正アクセサリーが用意されている。

新型スカウト用アクセサリーのうち30種類以上は、ライディングポジションなどに関わるハンドルバー、シート、フットペグなどエルゴノミクス関連で構成され、40種類以上は、ドライビングライトやサスペンションなど、快適性を高めるコンフォート関連で構成されている。