PwC、中国金融サービス監査で人員半減か=関係筋

AI要約

プライスウォーターハウスクーパースが中国の金融サービス監査部門をリストラし、人員を最大で半分に減らす検討をしている

PwCは経営再建中の不動産大手、中国恒大集団の監査法人だったことが影響している

PwCは組織構造を最適化し、従業員の削減を検討しており、外部環境の変化や市場需要に対応している

PwC、中国金融サービス監査で人員半減か=関係筋

Julie Zhu

[香港 16日 ロイター] - 世界的な大手会計事務所プライスウォーターハウスクーパース(PwC)が中国の金融サービス監査部門をリストラし、人員を最大で半分に減らす検討をしていることが事情に詳しい関係者2人の話で分かった。中国本土では少なくとも2000人を雇用しているという。

PwCは経営再建中の不動産大手、中国恒大集団の監査法人だった。中国規制当局が今年、PwCを検査したため、顧客離れが起きていた。

関係者によると、北京と上海の主要拠点は、銀行や保険会社、資産運用会社などを顧客に持つ。PwCは先週、人員削減に着手し、一定期間をかけて目標を達成するという。

ウェブサイトによると、PwCは昨年9月時点で中国全土に781人のパートナーと1万9000人近くの従業員を抱えている。そのほかの監査チームと非監査業務部門の従業員約20%の削減も検討しているという。

PwC広報担当は電子メールの声明で「外部環境の変化を踏まえ、市場の需要に合わせて組織構造を最適化するために調整を行っている」と述べた。