ルイ・ヴィトン×ティンバーランド! メゾン初のワークブーツを含むカプセルコレクションが発表

AI要約

ファレル・ウィリアムスによるルイ・ヴィトンのウエスタンスタイルコレクションが8月8日に販売開始される。

コレクションはアメリカ西部のモチーフを取り入れ、マムフォード&サンズとのコラボレーションも注目を集めている。

また、ティンバーランドとのコラボブーツも用意され、ファレル自身が長く愛用しているブランドとの連携が実現した。

ルイ・ヴィトン×ティンバーランド! メゾン初のワークブーツを含むカプセルコレクションが発表

ウエスタンスタイルのプレタポルテ、限定バッグ、ティンバーランドとのコラボブーツからなるコレクションは8月8日に販売開始される。

今年1月、ルイ・ヴィトンで初の秋冬メンズコレクションを発表したファレル・ウィリアムスは、アメリカ西部という使い古されたモチーフをフレッシュに提示してみせた。フェルトのカウボーイハットやエンボス加工を施したレザー、ターコイズがふんだんに登場したヴィトンでの3度目のランウェイショーを終えたファレルは、「西部劇やウエスタンなワークウェアの雰囲気をテーマにする機会を得られたのは光栄でした」と報道陣に語った。

イギリスのバンド、マムフォード&サンズとの意外なコラボレーションも生み出したコレクションについて、ファレルは次のように話している。「カウボーイの描写を目にするとき、限られた形でしか描かれていないのではと感じていました。歴史上最初のカウボーイたちに実際にどういう人々がいたか、それでは知ることができません。彼らには私たちのような人々もいました。私のような黒人、そしてネイティブアメリカンもいたのです」

これは、今週発表されたルイ・ヴィトンのワークウェアをテーマにした新しいカプセルコレクションにも通底するフィーリングだ。新作コレクションには、トラッカージャケットや装飾が施されたコートなど、ウエスタンにインスパイアされたプレタポルテの数々のほか、スティール製のスキットルとシガレットケースが付属したマルチポケットの限定バッグ「キーポル 50 ツールボックス」などが含まれる。

さらに注目なのが、ティンバーランドとのコラボブーツだ。洗練されたアメリカーナの美学に目配せしたカウボーイのテーマは、ファレルが現在進行している(そして、世界中に波及しつつある)コンテンポラリーなダンディズムの探究にうまくマッチしていると言えるだろう。

■ティンバーランドとの待望のコラボレーション

ルイ・ヴィトン×ティンバーランドによる最新ラインは、後者のシグネチャーである6インチブーツのコラボバージョン「LV 6インチ」、やや背の高いアンクルブーツ、プルオンタイプのミッドブーツ、フック式のレンジャーブーツなど、全てクラシックなウィートカラーとブラックの2色で展開される。一部のモデルは7月18日より公式サイトおよび「LV App」アプリで先行発売が開始され、8月8日より全世界で販売が開始される。

「ティンバーランドとのコラボはとても理にかなっている」と、ファレルは今年1月に語っていた。「私たちの大好きなブランドですし、散歩に履いていくにも、工場での仕事に使うにも、ティンバーランドは丈夫で長持ちしますからね。今の時代、可処分所得を何かに費やすのであれば、いつまでも長持ちするものに投資したいものです。ティンバーランドが何で知られているかといえば、長持ちするということですから」

ルイ・ヴィトンにとって、かのアイコニックなフットウェアブランドとの初の公式コラボレーションとなる今回のコレクションだが、同メゾンは故ヴァージル・アブロー時代からたびたびティンバーランド風のブーツを作ってきた。偉大なメンズウェアデザイナーであったアブローはティンバーランドのスタイルの熱烈な支持者であり、自身のレーベル、オフ-ホワイトでも複数回にわたるコラボを実現させている。

ファレルもまた、自身のキャリアを通じてティンバーランドとの仕事を経験しているひとりである。2010年代初頭、NIGO®とのビリオネア・ボーイズ・クラブのラグジュアリーライン「ビーライン」でのコラボレーションは、特に記憶に残るところだ。

From GQ.COM

by Eileen Cartter

Translated and Adapted by Yuzuru Todayama