米政権、EV生産促進へ企業や州に補助金 工場転用・再生を支援

AI要約

バイデン政権がEV生産体制強化のためにGMやステランティスに補助金提供へ。

8州の工場をEV生産用に転換するために17億ドルの補助金を支援。

GMやステランティスをはじめとする企業への補助金の具体的な割当など。

米政権、EV生産促進へ企業や州に補助金 工場転用・再生を支援

David Shepardson

[ワシントン 11日 ロイター] - バイデン米政権は11日、電気自動車(EV)やその部品の生産体制強化に向けゼネラル・モーターズ(GM)やクライスラー傘下ステランティスなどに対し約11億ドル、8州に17億ドルの補助金を提供すると発表した。

8州の11の「危機に瀕している」工場をEV生産用に転換するのを支援するため17億ドル補助する。8州はミシガン州、オハイオ州、ペンシルベニア州、ジョージア州、イリノイ州、インディアナ州、メリーランド州、バージニア州。

GMは、ミシガン州の工場をEV用に転換するのに5億ドル受け取る。ステランティスは閉鎖した工場をEV生産用に再生するのに3億3480万ドル、トランスミッション工場をEV部品用に転換するために2億5000万ドルを受け取る。

オハイオ州にステランティス向けの生産拠点を持つ現代モービスは、プラグイン・ハイブリッド(PHV)部品とバッテリー・パックの生産に関して3200万ドルの補助を受ける。

このほか、ハーレーダビッドソンがペンシルベニア州工場の拡張で8900万ドル、ブルーバードがジョージア州工場の再生に8000万ドル、カミンズが工場の転用に7500万ドルをそれぞれ受け取る。

ボルボ・グループにはメリーランド州、バージニア州、ペンシルベニア州各工場のEV生産能力増強に関し2億0800万ドル供与する。