【速報】完成したパビリオン『初』の引き渡し 最初の国は「ヨルダン」 各国の『内装工事』本格化 人手不足で「一般住宅」の工事が遅れる可能性あり

AI要約

来年の万博会場となる夢洲で初めて完成したパビリオンの建物が参加国に引き渡されました。

海外パビリオンの建物が初めて引き渡された国は『ヨルダン』で、タイプBのパビリオンを展示します。

ヨルダンの他にも南米のチリなども出展し、織物や食文化を展示する予定で内装工事が進行中。

来年の万博会場となる夢洲で完成したパビリオンの建物が参加国に初めて引き渡されました。

11日、完成した海外パビリオンの建物が博覧会協会から初めて引き渡された国は『ヨルダン』です。

ヨルダンが出展するのは「タイプB」と呼ばれるパビリオン。

タイプBとは、参加国が自前でパビリオンを建設する「タイプA」とは異なり、博覧会協会が建物を用意するパビリオンで、今後ヨルダンは建物の外装や内装工事に取り掛かることができます。

(タイプA:独自に設計・建設、タイプB:外装・内装・デザイン、タイプC:共同館)

「タイプB」にはヨルダンのほかにも南米のチリなどが出展する予定で、先住民族から伝わる伝統的な織物を展示するほか、ワインなど食文化を楽しめるエリアも計画しています。

そのほか、「タイプB」の建物の中に「ロフト」を作るデザインも人気だということで、各国が独自の内装で個性を表現しようと準備を進めています。

このように来年4月の開幕に向けて、国内外の多くのパビリオンで内装工事が本格化するため、懸念されているのが、内装業者の人手不足です。

帝国データバンクによると、夢洲での工事が一般の住宅の工事などにも影響する可能性があるということです。

帝国データバンク大阪支社の三好暁久さんは「だいたい建物の完成のお尻が同じくらいになってきますと内装工事は建物の最後に施工する。みんな仕事し始めると、例えばマンション工事やっているところとかは人がいなくなる、施工ができないということが起こりうる」と話しています。