忘れ物取扱所に密着! 1日約800点の“忘れ物”…財布の中身は? 借りた傘は?『every.気になる!』

AI要約

小田急電鉄と京王電鉄の「お忘れ物取扱所」では、日々数百件もの忘れ物が届けられ、保管期間は最長3か月とされている。

遺失物の中には、個人にとって思い入れのある貴重なアイテムが含まれており、喜びで取りに来る人もいる。

特に最近は、ワイヤレスイヤホンやケースの忘れ物が増加しており、AIやLINEを活用した検索サービスも提供されている。

忘れ物取扱所に密着! 1日約800点の“忘れ物”…財布の中身は? 借りた傘は?『every.気になる!』

財布や傘、最近増えているワイヤレスイヤホンのケース、電車内の“忘れ物”。小田急電鉄、京王電鉄の「お忘れ物取扱所」を取材すると、最長3か月保管する倉庫や、AIとLINEを使った検索サービスも。“忘れ物”には、さまざまな人の思いがありました。

1日のべ160万人以上が利用するという小田急線。電車の中などで見つかる忘れ物は、1日およそ800点。神奈川県登戸駅近くにある「お忘れ物総合取扱所」には、小田急線70駅すべての忘れ物が集まります。

「財布忘れてしまって」と話す高校生が落としたというのが、お小遣いをためて買ったという、お気に入りの財布。無事に届いていました。

高校生

「とても安心しました。見つからないかと思って」

財布には生徒証や現金も入っていましたが、何ひとつ欠けることなく戻ってきました。

こうした忘れ物の中で、この時期多いのが…。

中学生

「折り畳み傘。電車の中で寝ちゃって忘れた」

「傘の忘れ物を…。母に借りた物だったので、なくしたら申し訳ない」と話す大学生。2日前、大学から帰る途中、電車の中に“母の傘”を忘れたという。しばらく待っていると…。

駅員

「お待たせしました。こちらの…」

大学生

「はい!そうです」

6年前に母と一緒に買いに行ったという、ふしぎの国のアリスをモチーフにした傘。お母さんは、このうさぎの刺繍が気に入っているそうで、ずっと愛用しているんだとか。

大学生

「『取りに行くのは、いつもでもいい』と言われたが、早い方がいいなと思って」

お母さんの大切な傘。無事に返すことができました。

小田急線のすべての忘れ物を管理している倉庫は、最大で4万個、最長で3か月は保管しているとのことです。

一方、1日のべ150万人が利用する京王線と井の頭線。明大前駅近くの「お忘れ物取扱所」には、1日500点以上の忘れ物が届きます。

女性が取りに来たのは…。

会社員(30代)

「イヤホンのケースです」

「夫が忘れ物をして…」

2~3年前から特に増えているというのが、ワイヤレスイヤホンやそのケース。

会社員(30代)

「(夫が)金曜日に落として、夜にLINEで問い合わせ」

「土曜日の夜に、『見つかりました』とLINEに通知」