猛暑でも長袖…「夏でもノースリーブは着ない」「ミニスカは履かない」女性たちの“もっともな事情”「暑さ対策より寒さ対策優先」「異性の視線を避けたい」

AI要約

全国各地で猛烈な暑さが続く中、肌の露出が多い人もいれば、肌を隠す人もいる。

長袖を着ている女性やミニスカートを避ける女性もいる理由として、冷房対策や紫外線予防が挙げられる。

個々のスタイルでファッションを楽しみながら、暑い夏を乗り切ろうとしている。

猛暑でも長袖…「夏でもノースリーブは着ない」「ミニスカは履かない」女性たちの“もっともな事情”「暑さ対策より寒さ対策優先」「異性の視線を避けたい」

 梅雨の雨模様から一転、全国各地で最高気温35度を上回る猛烈な暑さに見舞われている。気象庁の3か月予報(7月~9月)によると、全国的に気温が平年より高くなる見込みで、今年も猛暑が予想される中、薄く涼しい服を着て肌の露出が多くなる人たちも多い。一方で、「キャミソール」や「ミニスカート」を避ける女性たちもいるようだ。その事情とは。

 IT企業勤務の20代女性・Aさんは、「夏でも長袖が必要」と言う。

「カフェや電車の中は冷房がガンガンきいていて、ずっといると本当に寒い。長袖か、長袖で羽織れるものを着ています。よく『暑くないの?』とよく聞かれますが、外にいるより中にいるほうが今や長いので、むしろ寒さ対策です。キャミ一枚やノースリーブで出歩くとか考えられません。見ている分には可愛いんですけどね」

 夏に肌を出さないメリットは、冷房対策だけではない。紫外線から肌を守ることにもつながるという。

「太陽光のもとに肌をさらすと、皮膚が痛くなったり、真っ赤になったりするんです。それもあって、基本ゆったりした長袖が好きですね。そもそも暑い国の人たちが、全身を覆うような服を着ているんだし、浴衣だって長袖なんだから、露出することが暑さ対策になるとは限らないんじゃないかと思っています」(Aさん)

 都内の私立大学に通う20代の女子学生・Bさんは、「ミニスカートを履くのは夏以外」というこだわりを明かす。

「私はミニスカートをたくさん持っているんですけど、夏は基本着ません。よく、夏こそミニスカじゃないのかと聞かれるんですけど、夏は生脚にミニスカートを履くことになって、日焼けしそうなのがイヤ。

 しかも足が露出すれば、今度は素足で履く靴の部分が日焼けします。一度サンダルの網目模様に日焼けしたことがあって、もうその夏のサンダルはそれ以外履けなくなりました(笑)。夏は足があまり出ないロングスカートかパンツですね」(Bさん)

 美容師の20代女性・Cさんは、「肌露出がある服を着るのは、女友達と会う時だけ」だという。

「可愛いなと思う服で、お腹が出たり肩や胸元がすこし空いたデザインのものがあるのですが、男性から“あいつ誘ってるな”的に思われたりとか、視線を感じたりするのは避けたい。こっちはそういうつもりじゃなくて、ただその服が可愛いから着ているだけなのに。自意識過剰かもしれませんが、好きな服を着るのは女友達といる時に限りますね」

 イメージや流行にとらわれることなく、それぞれのスタイルでファッションを楽しみ、夏を乗り切ろうとしているようだ。(了)