〔東京株式〕小幅高=金融株が押し上げる(10日前場)☆差替

AI要約

日経平均株価は金利上昇を好感し、金融株を中心に買いが入り、小幅高で推移。

業種別株価指数では保険業や銀行業が上昇し、機械や卸売業が下落。

リクルートHDの自社株買い発表などで日経平均がプラス圏に浮上も、上値の重さが指摘される。

 (前引け)【プライム】日米の金利上昇を好感し金融株を中心に買いが入り、日経平均株価は小幅高。「半導体関連株も前日の上昇の割には底堅く推移した」(国内証券)。午前の終値は、前日比55円36銭高の4万1635円53銭。東証株価指数(TOPIX)は、2.61ポイント高の2898.16。

 30%の銘柄が値上がりし、値下がりは66%。出来高は8億5065万株、売買代金は2兆1057億円。

 業種別株価指数(33業種)は保険業、銀行業、精密機器などが上昇。下落は機械、卸売業、不動産業など。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は上昇。出来高は1億5018万株。

 【グロース】グロースCore、グロース250はともに下落。

 (10時30分)日経平均株価は金融株がけん引しプラス圏に浮上した。前日に自社株買いを発表したリクルートHD <6098> も上昇し、東証株価指数(TOPIX)は一時取引時間中の史上最高値(2907.21)を上回った。ただ市場では「日経平均は前日に急騰しており、きょうは上値の重い1日となるだろう」(大手証券)との声が聞かれた。

 (寄り付き)前日の米国市場でダウ工業株30種平均が下落した流れを引き継ぎ、幅広い銘柄が売られている。日経平均株価の始値は前日比135円84銭安の4万1444円33銭。