ささやぶ刈って「牛」の字登場 地域のシンボルPR 北海道中標津町

AI要約

北海道中標津町で、摩周湖近くのモアン山に牛の文字が浮かび上がった。地元の有志が20年以上前に制作し、地域のシンボルとして観光客に人気を得ている。

牛文字の大きさや線の幅に工夫が凝らされ、山の麓にはJAの牧場もある。牛文字は多くの人に見てもらえるよう、しっかりと続けられている。

ささやぶ刈って「牛」の字登場 地域のシンボルPR 北海道中標津町

 北海道中標津町で、摩周湖近くのモアン山(標高約356メートル)に、今年も「牛」の文字がくっきり浮かび上がった。

 牛乳の消費拡大を願って、地元の酪農家有志が20年以上前、ささやぶを刈って制作。JAけねべつ青年部が6月と8月に草刈りをして引き継いでいる。

 大きさは縦約100メートル、横約70メートル。線の幅は急斜面で約3メートル、緩斜面で約6メートルに変え、遠くから見たときに線の太さが同じに見える工夫を凝らす。地域のシンボルとして、観光客からも人気を得ている。

 山の麓には、子牛を育てるJAの牧場がある。同部副部長の須藤宗裕さん(36)は「多くの人に見てもらえるよう、しっかりとした牛文字を続けたい」と話す。(鴻田寛之)