21歳川崎春花「ああ、優勝したんだなあ」2年ぶり復活Vに感慨 同期3人の最終組V争いに「焦りそうになったけど…」

AI要約

21歳の川崎春花が女子ゴルフ国内ツアーで2年ぶりの優勝を果たした。最終日に4バーディーを奪い、4打差をつけて逃げ切った。

北海道での優勝に喜びを表した川崎は、同期との競争に勝ち抜き、安定したゴルフで勝利を手にした。

川崎は2度目の優勝について感慨深く語り、「この3勝目は自分にとって特別な価値がある」とコメントした。

21歳川崎春花「ああ、優勝したんだなあ」2年ぶり復活Vに感慨 同期3人の最終組V争いに「焦りそうになったけど…」

 女子ゴルフの国内ツアー・ミネベアミツミレディス(北海道・真駒内CC空沼C、6667ヤード、パー72)は7日、最終ラウンドが行われ、首位で出た21歳・川崎春花(村田製作所)が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算18アンダー。2位に4打差をつけて逃げ切り、2年ぶりツアー3勝目を達成した。ラウンド後の優勝インタビューでは「凄く嬉しい気持ちでいっぱいです」と喜びを語った。

 北の大地で完全復活を印象づけた。2位に4打差をつけて迎えた最終日。「ダイヤモンド世代」と呼ばれる2003年度生まれの同期・櫻井心那、尾関彩美悠と最終組に入った川崎は、1番パー4でいきなり今大会初ボギーを叩いたが、動じない。5番パー3でバーディーを奪うと、9番パー4でも1つ伸ばしてサンデーバックナインへ。12番パー5でもバーディーを奪うなど、最後まで安定したゴルフ。18番のウイニングパットを沈めると、同組2人とハグを交わして笑みをこぼした。

 優勝インタビューに立った川崎は「凄く嬉しい気持ちでいっぱいです」と歓喜。同期3人の最終組に「スタートの時は自分のプレーに集中しようと思って出て行った。(1打差に迫られたが)この1週間は自分のやることを決めて、やっていた。焦りそうになったけど、気持ちを落ち着けてやることができた」と振り返った。

 ウイニングパットについて「ああ、優勝したんだなあ……と思いました」と優勝の瞬間を回顧。2年ぶりの優勝については「2勝目から約2年かかって、また勝つことができた。これからも優勝を目標に頑張っていきたいし、この3勝目は自分の中でも凄く価値があった」などと感慨深そうに話した。

 京都出身の川崎は19歳だった2022年9月の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯で予選会から出場し、ツアー初優勝&メジャー制覇を達成。翌10月のマスターズGCレディースも制し、一躍、女子ゴルフ界のシンデレラガールとなったが、昨年はトップ10わずか3度と苦戦。今年も予選落ち7度と苦しんでいたが、6月のニチレイレディスで5位に入り、上昇気配に。今大会は隙のないゴルフで2年ぶりの歓喜を掴んだ。

 川崎と同組だった櫻井が通算14アンダーで2位、尾関が通算13アンダーで3位に。岩井千怜が通算12アンダーで4位、今大会ホールインワンを達成した堀琴音が通算11アンダーで5位だった。