夏はスマホも熱中症 「突然燃えた」 熱のトラブルが5割超

AI要約

スマートフォンやパソコンも夏の暑さで熱中症になりやすく、故障リスクが高まるという報告がある。

アンケート調査では、暑さや汗による「熱」によるデジタルトラブルが53.4%、飲み物や水辺での「水」によるものが31.3%という結果が出た。

適切な気温は35度までとされ、日陰での利用や長時間の使用は避けるよう呼びかけられている。

夏はスマホも熱中症 「突然燃えた」 熱のトラブルが5割超

 スマートフォン、パソコン(PC)も「熱中症」に――。夏は暑さで機器に熱がこもりやすくなり、スマホやPCの故障リスクが高まるという。デジタル機器の設定、トラブル解決を行う日本PCサービスは、使い方への注意を呼びかけている。

 同社が18~65歳を対象にしたアンケート(6月3~4日実施)によると、夏特有のデジタルトラブルを経験したことがあるという人(609人)のうち、53・4%が暑さや汗による動作不良やパーツの変形など「熱」によるものだった。具体的には「日が当たる車の助手席にPCを置き、その後突然起動しなくなった」「キャンプ場にいて、スマホを暑い外に置いていたら突然燃えた」などの回答があった。

 一方、飲み物をこぼした、水辺で水没させたなど「水」によるものは31・3%あった。

 スマホやPCにとって適正とされる気温は一般的に35度まで。同社によると「ここ数年『災害級』と言われる暑い日が増え、普段通りに機器を使うだけでもリスクはある」という。

 同社のスマホ・タブレット修理サービス「スマホスピタル」では6月、熱によるバッテリー膨張などで、交換の相談が前月比1・13倍に増えた。7月以降は更なる増加が見込まれるという。同社は「日陰での機器の利用を心がけ、炎天下の長時間利用は避けてほしい」としている。【加藤美穂子】