500円で「プライベートな空間」に! 阪急初の有料座席『PRiVACE(プライベース)』乗ってみた

AI要約

阪急電鉄が始める初の有料座席指定車両「PRiVACE」が試乗会を開催し、豪華で快適な乗車空間が紹介されました。

自分だけのプライベートな空間を提供するコンセプトで、リクライニングシートや机付きなどのサービスが充実しています。

新型コロナ禍を受けての導入で、京都線の混雑を緩和し、快適な移動を目指しています。

500円で「プライベートな空間」に! 阪急初の有料座席『PRiVACE(プライベース)』乗ってみた

7月21日から運行が始まる阪急電鉄初の有料の座席指定車両「PRiVACE(プライベース)」。

8日試乗会が開かれ、早速、吉原キャスターが試乗しました。

【吉原キャスター】「こちら一般車両のこの先がプライベース車両です。上品!シックな雰囲気が漂っていますね」

今月21日から阪急電鉄京都線の特急や準特急などの列車に新しく導入される有料指定席「PRiVACE」。

8両編成の4両目に設置され、40席限定となっています。

【吉原キャスター】「電車が動き出しました。リクライニングシートになっていて、足も伸ばすことができて、ひじ掛けもあって、これはいいですね」

「PRiVACE」は、”Private(プライベート)”と”Place(プレイス=場所)”の2つの言葉を合わせていて、「自分だけのプライベートな空間」をコンセプトにしています。

通常車両の4列シートを3列にしてゆとりのある空間にしていて、運賃に追加で500円支払うことで乗ることができます。

車両には無料のWi-Fiサービスや電源コンセントがあり、始発から終電まで1時間に2~3本の頻度で運行する予定です。

【吉原キャスター】「このひじ掛けを開けると机が出てくるんです。この机で原稿チェック、メールチェックはかどりそうです!」

【吉原キャスター】「なぜこのタイミングでの導入を決めたのでしょうか?」

【阪急電鉄運輸部・中川海人さん】「コロナ禍を受けてお客さまから『非接触』であったり、『どうしても着座したい』というニーズ。『自分の時間を大事にしたい』であったりだとか、ゆったり過ごしたい。そういった声を反映できたらと思って考えたサービスです」

阪急電鉄京都線では最も混雑しているとき、1つの車両におよそ150人が乗車します。

阪急電鉄はプライベースの導入を想定し、他の車両での混雑を回避するため、2年前にダイヤを改正し運行車両を増便したということです。

【阪急電鉄運輸部・中川海人さん】「朝・夕ラッシュ、通勤通学で多く利用いただいているお客さま、それに付随してもちろん京都方面、インバウンドの方に限らず観光目的のお客さまにも、ぜひご利用いただけたらいいなと考えています」

7月21日から運行が始まる「PRiVACE」は、9日午後1時から専用のウェブサイトで予約することができます。