ボーイング、罪認めることに同意-墜落事故巡る米政府との合意に違反

AI要約

米ボーイングは、米政府に詐欺で共謀の罪を認めることに同意し、最大4億8720万ドルの罰金に直面する。

ボーイングは、今後3年間で少なくとも4億5500万ドルの支出を義務付けられ、企業監視役を置くことが合意された。

司法省は、ボーイングが訴追延期合意に違反したと判断し、同社は異議を申し立てていた。

(ブルームバーグ): 米ボーイングは、米政府に対する詐欺で共謀の罪を認めることに同意した。米司法省は同社が2件の737MAX墜落事故に関連する先の訴追延期合意(DPA)に違反したと判断していた。

ボーイングを米司法省が訴追へ、有罪認めるよう迫る-関係者

司法省によると、米検察当局との基本合意に基づき、ボーイングは法律で認められている最大4億8720万ドル(約780億円)の罰金に直面するが、実際の額は判事が決定する。

合意の一環としてボーイングは、企業監視役を置くほか、コンプライアンスと安全プログラム強化に向け今後3年間で少なくとも4億5500万ドルの支出を義務付けられる。また3年間は裁判所の監督下に置かれる。

ボーイングから今のところコメントはない。

司法省は5月、ボーイングがMAX墜落事故に関連して2021年に同省と結んだ訴追延期合意に違反したと判断。同社はその翌月、この判断には同意できないと同省に伝えていた。

原題:Boeing to Plead Guilty to Fraud for Violating Deal Over Crashes(抜粋)

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