オーナーが語る!「ジクサー 250」ってぶっちゃけどうなのよ!?【オーナーレビューまとめ】

AI要約

スズキのジクサー 250は復活した油冷エンジンを搭載し、250ccの軽量コンパクトなロードスポーツバイクとして注目を集めている。

スズキはかつての油冷エンジンのコンセプトを変え、小排気量車向けに油冷エンジンを採用し価格を抑えたモデルを提供している。

ジクサー 250は48万1800円という低価格でありながら、性能や車量重量のバランスが良く、250ccクラスでは際立った存在となっている。

オーナーが語る!「ジクサー 250」ってぶっちゃけどうなのよ!?【オーナーレビューまとめ】

ウェビックコミュニティのMyバイクより、実際に乗っている・乗っていたオーナーの声を基に様々なバイクを紹介する「オーナーレビューまとめ」。

今回は、スズキ「ジクサー 250」についてオーナーの生の声をお届けします!

文/Webikeプラス 谷田貝 洋暁

ジクサー 250を語る場合、なにをおいても外せないのが“油冷”という特殊な冷却方式を採用したエンジンでしょう。スズキは1985年のGSX-750から、エンジンオイルを冷却媒体とする油冷エンジンを採用し、スーパースポーツモデルをはじめとする多気筒エンジンのモデルに搭載。一時期は“油冷といえばスズキ”と言われたほどでしたが、2007年で油冷エンジンの歴史は一旦幕引きに……。

ところが、この令和の時代になって油冷エンジンが復活したのだから驚いてしまいます。ただ、ジクサー 250をはじめ、ジクサーSF250、Vストローム250SXに搭載されている油冷エンジンは、以前の油冷エンジンとはちょっとコンセプトが異なっています。というのも、かつての油冷エンジンが大排気量でハイパワーなスポーツバイク向けのハイパフォーマンスを求める技術だったのに対し、令和の油冷エンジンは250ccという小排気量車への登用。気筒数も一つのシングルエンジンで、ハイパワー化のためというよりは“油冷”は軽量コンパクトなエンジンが作れることに着目しての採用です。

そんな油冷由来の軽量コンパクトなエンジンを搭載したジクサー 250は、車量重量で154kgと250ccのロードスポーツバイクとしてはかなり軽量な部類に入ります。

またジクサー 250を語る上で重要となるのは価格面でしょう。なんとお値段48万1800円(2024年6月現在)。国産の250ccクラスのオートバイとして50万円を切る価格は唯一無二。250ccクラスでも60万円を超えるモデルがザラにあるこのご時世にあってジクサー 250の安さはダントツと言い切ってしまっていいでしょう。