バイデン氏に再選断念を促す書簡、米財界リーダー168人が署名

AI要約

米財界トップリーダーたちがバイデン米大統領に再選を断念を求める動きが表面化している。

リーダーシップ・ナウ・プロジェクトの書簡には168人の署名があり、クリスティ・ウォルトン氏やマイケル・ノボグラーツ氏、ポール・タグリアブ氏などが名を連ねている。

書簡ではバイデン氏の再選を断念することで次世代の民主党指導者にリーダーシップを渡す必要性が訴えられている。

(ブルームバーグ): バイデン米大統領に再選を断念させようとする動きが、米財界トップリーダーたちの間で進んでいる。バイデン氏に選挙戦からの撤退を求める企業家団体「リーダーシップ・ナウ・プロジェクト」の書簡には168人が署名した。

ブルームバーグが確認した同書簡の署名者には、ウォルマート・ストアーズ創業一族ウォルトン家の一員である富豪クリスティ・ウォルトン氏や、暗号資産(仮想通貨)投資会社ギャラクシー・デジタル・ホールディングスの創業者で最高経営責任者(CEO)のマイケル・ノボグラーツ氏、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のコミッショナーだったポール・タグリアブ氏らが名を連ねている。

書簡では「米国の民主主義は11月、まさに危機にさらされる」と指摘。同団体が3日に発表した無署名の声明では「現在の路線について深い懸念を共有しながらも、発言するのを恐れているという多くの人の声が聞こえている」としていた。

署名入りの書簡はバイデン氏について、「南北戦争以来の深刻な脅威から米国の民主主義を救った」と称賛。その上で「そのレガシーを確固たるものとするため、再選を断念することで次世代の民主党指導者たちにリーダーシップの灯火を渡してもらいたい」と書かれている。

ノボグラーツ氏とタグリアブ氏にコメントを求めたが、すぐに返答はなかった。ウォルトン氏の代理人からのコメントも得られていない。

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原題:A $14 Billion Walmart Heir Joins Novogratz Urging Biden to Exit(抜粋)

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