非上場車部品5社24年3月期 全社が営業増益 得意先増産や円安で

AI要約

中部地方に本社を構える非上場の主要自動車部品メーカー5社の2024年3月期決算がまとまり、営業損益で全5社が増益となった。

車両生産の増加や円安効果、原燃料費の価格転嫁が増益の要因となったが、中国市場における販売不振により各社は警戒を強めている。

好調な内需と外需に支えられた自動車部品メーカー5社の2024年3月期の業績は、概ね順調な推移を見せた。

 中部地方に本社を構える非上場の主要自動車部品メーカー5社の2024年3月期決算がまとまった。車両生産の増加や円安効果、原燃料費の価格転嫁が進んだことで、営業損益で全5社が増益(黒字化含む)となった。ただ、中国では日系完成車メーカーの販売不振が続いており、各社は先行きへの警戒を強めている。