東京円、161円台前半

AI要約

4日の東京外国為替市場では、米経済指標の下振れがあり、利下げ期待から円高ドル安の動きが見られた。

ただし材料不足で値動きは小さく、米雇用統計発表前の様子見ムードも感じられた。

これら要素が円相場の1ドル=161円台前半での取引に影響を与えた。

 4日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=161円台前半で取引された。

 午後5時現在は前日比48銭円高ドル安の1ドル=161円27~29銭。ユーロは04銭円安ユーロ高の1ユーロ=174円08~12銭。

 3日発表の米経済指標が市場予想を下回り、米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に利下げするとの見方が広がった。日米の金利差縮小を材料視し、円を買ってドルを売る動きが出た。

 ただ手がかりとなる材料が乏しく、値動きは小幅だった。日本時間5日夜に米雇用統計の公表も控えており、外為ブローカーは「様子見ムードが強かった」と指摘した。