アクサとBNPパリバ、資産運用事業で提携を検討-関係者

AI要約

フランスの保険大手アクサが資産運用部門の選択肢を検討中で、BNPパリバの資産運用部門との統合も検討している。

両社は合弁会社設立を協議中で、合計約1兆4000億ユーロの運用資産を持つ。

資産運用会社は規模を拡大するため、統合や買収を模索しており、市場が活発化している。

(ブルームバーグ): フランスの保険大手アクサは資産運用部門の選択肢を検討中で、仏銀BNPパリバの資産運用部門との統合を考えていると、事情に詳しい関係者が明らかにした。

関係者が匿名を条件に述べたところによると、両社はアクサ・インベストメント・マネジャーズとBNPパリバ・アセット・マネジメントの合弁会社設立を協議している。両部門の運用資産は合わせて約1兆4000億ユーロ(約244兆円)になる。

協議は現在進行中で合意につながるかどうかは確実でないという。アクサは国内の他の競合他社の資産運用部門との事業統合可能性も検討したと関係者の1人が述べた。

アクサとBNPパリバの担当者はコメントを控えた。

銀行や保険会社の資産運用事業は規模が小さ過ぎるみなされており、世界の資産運用会社は統合を模索している。欧州ではフランスのアムンディなどがライバルを買収して規模を拡大したが、自社にはない資産や戦略を持つ同業者を買収することで新たな分野に進出している運用会社もある。

原題:Axa and BNP Paribas Said to Explore Asset Management Tie-Up(抜粋)

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