エミレーツ航空、777改修開始 プレエコ新設、9月から羽田も

AI要約

エミレーツ航空はボーイング777-300ER型機の大規模改修を開始し、プレミアムエコノミーを導入する予定。

改修後の座席数は4クラス326席で、ビジネスクラスは全席を通路に面した作りに刷新される。

改修初号機は8月11日の就航を予定し、ドバイ発ジュネーブ行きEK83便が初便となる見通し。

エミレーツ航空、777改修開始 プレエコ新設、9月から羽田も

 エミレーツ航空(UAE/EK)は現地時間7月1日、ボーイング777-300ER型機の大規模改修を同日から始め、改修初号機を8月11日に就航させると発表した。改修後はプレミアムエコノミー(プレエコ)を新たに導入し、ビジネスクラスは全席を通路に面した作りに刷新する。初便はドバイ-ジュネーブ線で、9月からは2路線目として羽田への投入も計画する。

 改修後の座席数は4クラス326席で、ファーストクラス8席、ビジネスクラス38席、プレミアムエコノミー24席、エコノミー256席。ビジネスクラスは現行の2-3-2配列から1-2-1配列に変更し、スタッガードシート配列を採用することですべての咳から直接通路へアクセスできるようにする。1機あたり約2週間で改修し、全81機の改修を進める。

 改修初号機は8月11日の就航を予定し、ドバイ発ジュネーブ行きEK83便が初便となる見通し。9月1日からドバイ-羽田線(EK312/313便)に、同月11日からはドバイ-ブリュッセル線(EK183/184便)への投入を計画する。

 同社はエアバスA380型機でも777同様に、ファーストクラスの改装や新しいビジネスクラスの導入、プレエコの追加など改修を進めている。新仕様機は2機種合わせて191機で、30億米ドル(約4847億円)以上を投じる。A380の新仕様機は成田線へ2023年12月20日から、関西線へ6月1日から投入済み。