東大合格者語る「過去問は後回し」超キケンな訳 受験や資格試験でも効率性を考えて勉強を

AI要約

社会人が忙しい中でも勉強を続けるための効率的な方法を紹介している。過去問を最初に取り組むことの重要性が強調されており、自分の実力を客観的に評価し、戦略を立てるための第一歩として過去問が役立つと述べられている。

過去問を解くことは、未知の領域に挑む際に地図やカーナビがあるような効果があると説明されており、計画を立てるための基礎として過去問の重要性が強調されている。

勉強をする際には時間的効率(タイパ)を重視する必要があり、適切な戦略を立てるために過去問に取り組むことが効果的であるという指針が示されている。

東大合格者語る「過去問は後回し」超キケンな訳 受験や資格試験でも効率性を考えて勉強を

「リスキリング」という言葉が流行るように、社会人になってからも何かしらの勉強を続けている人は多いことでしょう。しかし家庭もあれば、仕事もあり、遅くまで人付き合いもしなくてはならず、勉強をする時間がない! などと思う人も、多いのではないでしょうか?  そんな忙しい社会人に向けて、30代になってから東大受験を決意して、仕事をしながら勉強を続けて、見事東大合格を果たした『あなたの人生をダメにする勉強法 「ドラゴン桜」式最強タイパ勉強法で結果が変わる』の著者、青戸一之さんが効率のいい勉強法についてお話しします。

■過去問は最初にやらないと効率が悪い

 大人の学び直しとして、資格試験や大学院受験などの勉強を始める人が増えています。社会人になると勉強時間が限られるため、意識したいのがタイパ(時間的効率)です。

 もし今から試験勉強を始めるとしたら、みなさんは何から手をつけるといちばん効率がいいと思いますか?  おそらく「自分のレベルに合った参考書や問題集を買って勉強する」と考える人が多いのではないでしょうか。

 確かにそれも悪くはありませんが、もっといい方法があります。タイパを考えるなら、いちばん先にやるべきなのは過去問です。『ドラゴン桜2』のマンガでも、東大受験生の2人が勉強を始めるにあたって、最初に取り組んだのがセンター試験の過去問でした。その理由はこんなふうに説明されています。

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 いかがでしょうか。まず自分の実力を客観的にデータで測ることが、合格への第一歩だと説明されていましたね。データに基づいて戦略を立てる。そのためにいちばん手っ取り早いのが過去問なのです。

 たとえば、初めての土地で車を運転するとき、地図やカーナビがないまま時間通りに目的地に向かうのは非常に難しいですよね。およその距離やルートがわかって、はじめて移動の計画が立てられるわけです。