Windows 10/11向け2024年6月プレビューパッチ「KB5039302」「KB5039299」が配信開始

AI要約

Microsoftは2024年6月非セキュリティプレビュー更新プログラムをリリース

リリースされたプレビューパッチには新機能のテストが含まれる

「Windows 11 バージョン 22H2/23H2」における主な変更がある

Windows 10/11向け2024年6月プレビューパッチ「KB5039302」「KB5039299」が配信開始

 米Microsoftは6月25日(現地時間)、Windows 10/11の2024年6月非セキュリティプレビュー更新プログラムをリリースした。

・Windows 11 バージョン 23H2:KB5039302

・Windows 11 バージョン 22H2:KB5039302

・Windows 10 バージョン 22H2:KB5039299

 今回リリースされたのは、米国時間来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー)に先駆けテストされるプレビューパッチ。セキュリティ関連の修正は含まれておらず、適用は必須ではない。あくまでも新機能をいち早く試してみたいパワーユーザーや、組織で大量のデバイスを管理しており、自社環境への影響を事前にテストしたいIT管理者向けだ。一般のユーザーは来月の「Windows Update」を待っても問題はないだろう。

 「Windows 11 バージョン 22H2/23H2」における主な変更は、以下の通り。

・一部環境で「Snipping Tool」録画を行うと、ビデオの音声に歪みが生じる問題に対処

・日本語106キーボード環境でタッチキーボードを特殊文字の入力に利用できない問題を解決

・「タスク マネージャー」の利用中に[ハードウェアの安全な取り外し]オプションによるUSBデバイスの取り外しに失敗する問題を修正

・[設定]アプリのホーム画面に新しい「Game Pass」推奨カード。「Microsoft アカウント」でWindowsにサインインしたHome/Proエディションに表示される

・デスクトップの表示ボタンが既定で再びタスクバー右端に。タスクバーの設定で消せる。「Copilot in Windows」が単体アプリ化するにあたっての布石かと思われる

 なお、「Windows 11 バージョン 22H2」Home/Proに対するプレビューパッチの配布は2024年6月26日まで。今回が最後だ。