ハスクバーナ、モトクロス競技車両4機種の2025年モデルを発表

AI要約

ハスクバーナ・モーターサイクルズ・ジャパンが2025年モデルのモトクロス競技車両4機種を発表

フルサイズモデルはシャシーの柔軟性を向上し軽量化を実現

パワーユニットやサスペンションの改良、操縦性向上など多数の特徴を持つ

ハスクバーナ、モトクロス競技車両4機種の2025年モデルを発表

ハスクバーナ・モーターサイクルズ・ジャパンが6月24日、2025年モデルのモトクロス競技車両4機種(フルサイズ3機種、スポーツミニサイクル1機種)を発表した。販売開始は7月を予定。

フルサイズモデルの『FC 250』(4サイクル車)と『TC 250』『TC 125』(2サイクル車)はフレームのショックマウントとステアリングヘッド周り、およびフレーム前方の厚みを変更することで、シャシーの柔軟性を向上させるとともに300gの軽量化を実現。FC 250ではエンジンマウントの新設計でシャシーの柔軟性がさらに向上している。FC・TCともに直線安定性を損なうことなくコーナリング時の挙動がより洗練されている。

WP製XACTリアショックを組み込んだリンケージには新しいシールを採用し、よりレスポンスが洗練され、ダンピング特性も向上。さらにリンケージボルトの直径を小さくしたことで、重量の低減とシャシーの柔軟性も向上。前記の改良されたシャシーに合わせてサスペンションの設定も変更されている。

フロントフォークにはAERテクノロジー搭載のWP製XACT48mm倒立フォークを採用し、プログレッシブなストロークエンドのダンピングを提供。タイヤにはダンロップ製Geomax MX34を採用し、さまざまな路面でのグリップ力を発揮する。

パワーユニットでは、2ストロークのTCではスロットルボディフューエルインジェクションにより、卓越したパワーと乗り易さを実現。4ストロークのFCは軽量でパワフルなエンジンを搭載し、多機能マップセレクトスイッチにより、2種類のエンジンマップ、クイックシフター、トラクションコントロール、およびローンチコントロールの操作が可能となっている。クラッチにはブレンボ製の油圧システムを採用。

シートはグリップ力の高いカバーを備えた幅広タイプを搭載し、優れたコントロールと操縦性を実現しているほか、改良されたラジエーターシュラウドには新しいグラフィックデザインも採用している。軽量のLi-Ion 2.0Ahバッテリーで駆動する電動スターターも装備(ミニサイズ「TC 65」はキックスタートのみ)。

●モトクロスモデル・フルサイズ3機種

・FC 250:水冷4ストロークDOHC単気筒

 価格136万5000円(税込)

・TC 250:水冷2ストローク単気筒

 価格130万9000円(税込)

・TC 125:水冷2ストローク単気筒

 価格118万7000円(税込)

●モトクロスモデル・ミニサイズ1機種

・TC 65:水冷2ストローク単気筒

 価格71万2000円(税込)