ファミマ「クリスピーチキン」価格据え置きで大きさ1.2倍に6月25日刷新、お得感で消費者の節約疲れに対応

AI要約

ファミリーマートは、人気のホットスナック商品「クリスピーチキン」の大きさを1.2倍にして、価格据え置きで全国の店舗で発売する。

さらに、新商品「クリスピーチキン 梅しそ味」の数量限定発売も行う。

消費者の節約疲れに対応し、販売拡大を目指す動きとなっている。

同社の人気ホットスナック商品「クリスピーチキン」は、従来品よりも大きくなり、価格設定も他商品よりもお得感がある。

リニューアルにより、衣や肉の食感も向上し、満足度を高めることを目指している。

ファミリーマートは、今期にホットスナックの日販10%増を目標としており、「クリスピーチキン」をけん引役として販売拡大に期待している。

さまざまなキャンペーンも展開して、販売の促進を図っていく予定だ。

ファミマ「クリスピーチキン」価格据え置きで大きさ1.2倍に6月25日刷新、お得感で消費者の節約疲れに対応

ファミリーマートは6月25日、ホットスナックの人気商品「クリスピーチキン プレーン」(税込178円)を価格据え置きで大きさを1.2倍にし、中身もリニューアルして全国のファミリーマート約1万6,300店舗で発売する。

同時に新商品「クリスピーチキン 梅しそ味」(税込178円)を約500万本の数量限定で投入。消費者の節約疲れムードに対応することでさらなる販売拡大を目指す。6月24日、東京・田町の本社で新商品発表会を開いた。

商品を説明した同社商品本部FF・スイーツ部の和田健太郎氏によれば、従来品の「クリスピーチキン」は2021年3月に発売し、発売2日間で200万食を突破するなど、供給が追いつかず一次販売を休止するほど人気を集めたという。ここまで約3年間で1億8,000万本以上を販売し、ファミチキ、スパイシーチキンとならぶ同社ホットスナックの看板商品となっている。また、購入者の女性比率がチキン商品全体で37.3%のところ同品は46.3%と、他のホットスナック商品と比べ女性層の支持が高く、カニバリを起こしづらい特性があるとしている。

リニューアルの背景として、長引く物価高で消費者に節約疲れのムードがあることを挙げた。それに対応し、価格据え置きで量を減らす商品が多い中で、今回のリニューアルでは価格を据え置いたまま重量を1.2倍に拡大。

これにより、1グラム当たりの単価はファミチキ(100g/税込230円)とスパイシーチキン(86g/同198円)が2.3円であるのに対し、「クリスピーチキン」(84g/178円)は2.1円と、同社定番チキンの中で最もお得感がある価格設定となった。

また、従来品の課題としては、時間経過により衣の食感が悪くなり肉がパサつく、商品の見た目のバラつきが出るという点が挙げられるという。リニューアル品では、バッター液の配合を見直し、衣はカリッと、肉をしっとりさせるとともに、肉のカット方法を見直し、バラつきを減少させた。なお、原材料の鶏むね肉100%、タイでの生産に変更はない。

500万食限定発売する「梅しそ味」は、紀州産の梅を使用したさわやかな酸味が特徴で、事前調査の評判により発売が決まったという。

和田氏によれば、今期はホットスナックの日販10%増を目標に掲げており、クリスピーチキンにはそのけん引役となる販売拡大に期待するという。

25日から、八木莉可子さんが出演するTVCMを全国で放映するほか、ファミリーマート公式Xでの無料券プレゼントや、レジカウンター横のホットスナックや惣菜の購入で50円引きファミペイクーポンプレゼント、クリスピーチキン20円引きクーポンの配布(「SmartNews」「LINEクーポン」)などのキャンペーンを実施し、さらなる販売拡大を目指していく。