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NISAとiDeCoの違いが分かりません。どちらから使ったらいいのでしょうか?
NISAとiDeCoは、非課税で資産運用ができる制度であるが、それぞれの特徴と選び方を解説。
NISAは配当金や売却益などを非課税とし、積み立て・分散投資に適している。
iDeCoは将来の老後資金準備のための個人型確定拠出年金であり、利益が非課税になるほか、所得税や住民税が軽減される。
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NISAとiDeCoは、どちらも非課税で資産運用を行うことができる制度ですが、両者の違いが分からないと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では、NISAとiDeCoの特徴を確認しつつ、自分にはどちらが向いているのか、簡単な選び方のポイントをご紹介します。
NISAは、資産運用でもうかった配当金や分配金、売却益などの利益について、全て非課税とすることができる制度です。
長期の積み立て・分散投資に適した一定の投資信託に積み立て投資をする「つみたて投資枠」と、上場株式や投資信託に投資をする「成長投資枠」の2つの区分に分けられており、つみたて投資枠では年間120万円まで、成長投資枠では年間240万円まで、合わせて年間360万円まで投資ができます。
なお、生涯を通じて非課税で保有できる限度額は、1800万円までと決められています。
NISAには年齢制限の上限がなく、生涯にわたって資産運用を続けることができます。また、保有している商品はいつでも売却して現金化することが可能です。
iDeCoは、自分で将来の老後資金を準備するために利用できる個人型確定拠出年金です。運用でもうかった利益が非課税になるうえ、拠出した掛金の金額を所得控除することで、所得税や住民税が軽減されるというお得な制度です。さらに、年金の受取時には、受け取り方法によって税制優遇を受けることができます。
iDeCoで毎月拠出することができる金額は、第1号被保険者や第2号被保険者といった年金の区分により決められており、年間14万4000~81万6000円までとなっています。毎月の金額には制限がありますが、生涯で拠出できる総額には制限がありません。若いうちからiDeCoで資産運用を始めれば、その分非課税で運用できる総額が大きくなります。
ただし、iDeCoでは拠出できる期間は原則として65歳までとなっています。また、原則60歳以降にならないと引き出すことはできません。