全国コアCPI、5月は+2.5% 再エネ賦課金増額で電気代が上昇

AI要約

総務省が発表した5月の全国消費者物価指数は、前年同月比で2.5%上昇し、コアCPIの伸び率は前月を上回った。

エネルギー価格が大幅に上昇し、電気代も急増した一方、食料の伸び率は前月を下回っていた。

生鮮食品およびエネルギーを除く総合指数も伸び率を縮小し、低い伸び率となった。

全国コアCPI、5月は+2.5% 再エネ賦課金増額で電気代が上昇

Takahiko Wada

[東京 21日 ロイター] - 総務省が21日に発表した5月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は107.5で、前年同月比2.5%上昇した。再生可能エネルギー発電促進賦課金の引き上げで電気代が大きく上昇、コアCPIの伸び率は前月の2.2%を上回った。

ロイターがまとめたコアCPIの民間予測2.6%上昇は下回った。

エネルギー価格は7.2%上昇と、前月の0.1%上昇からプラス幅が拡大した。電気代は14.7%上昇で、前月の1.1%下落から一転して大幅な伸びとなった。

一方、生鮮食品を除く食料は3.2%上昇と、前月の3.5%上昇を下回った。9カ月連続で伸び率が縮小した。宿泊料は14.7%上昇で、前月の18.8%上昇を下回った。

生鮮食品およびエネルギーを除く総合指数(コアコアCPI)は2.1%上昇と、前月の2.4%上昇を下回った。9カ月連続で伸び率を縮め、2022年9月以来の低い伸び率となった。