ECB金利決定、四半期のタイミングに十分な説得力-オランダ中銀総裁

AI要約

欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーは、金利決定を四半期ごとの経済予測に基づいて行う見方を支持している。

ECBはデータに基づくアプローチを適切と考えており、金融政策の緩和には依然として不確実な要素が存在する。

将来の金利軌道について確約を避ける必要があると述べ、新たなデータを待って決定すべきだと強調している。

(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は、最新経済予測を入手する四半期ごとのタイミングで金利を決定するとの見方には「十分な説得力がある」と述べた。

クノット氏は20日、ミラノで講演し、当局者は漸進的な金融政策の緩和を「ほぼ経験したことがない」と述べ、依然として高い不確実さや世界経済の構造変化に向き合う中で「データに基づくアプローチ」は適切との考えを示した。

同氏はさらに、ECBは「新たな予測を含め今後入手するデータを待った上で決定する必要がある」と語り、「現在の環境を踏まえれば、今後の金利軌道については引き続きいかなる確約も回避しなければならない」と続けた。

原題:ECB’s Knot Sees Strong Case for Quarterly Policy Assessments

(抜粋)

原題:ECB’s Knot Sees Strong Case for Quarterly Policy Assessments(抜粋)

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